本当に最近テレコン・エクステンダーネタばかりだが、
ブツはキヤノンのエクステンダーEF 2× (I型)。
エクステンダーEF 1.4×でもパンダ色になるのは同じなのだが、 白い部分が1.4倍より遙かに大きいので目立つ。 長さにして1.4×の3倍位か?
まぁ、 いつも安物レンズばかり使っていて見栄を張れることのない私は見た目など気にしない(笑)
ところで、
純正エクステンダーの名称はxやXではなく×(バツ印)が正式名称なのかな? キヤノンのHPでもバツ印が使われている。
でもヤフオクでタイトルが混在していて探すのが面倒^^;
元々は、 私は 「テレコンなんてゲテモノでしょ?
そんな物に1万以上も出せないねぇ〜。 同じ金額でボロレンズ2本買った方が楽しいし。」 とか思っていた。
でも、 ここしばらく1.4倍のテレコン・エクステンダーのテストをしてみて、
実は純正エクステンダーは馬鹿にできない性能を持っていることがわかってしまった。
テストに使っているマスターレンズが特に解像性能の高いEF200mm F2.8L USMだからかもしれないけれど。
(このサイトレンズレポートで自分がテストしたレンズの中では最高の画質評価をしている。 レポートはこちら)
しかし今回は、 ネット上で話題に出るたびに 「やめとけ」
「トリミングの方がマシ」 とか言われる2倍である。 それでもチャレンジしてしまった理由は…
以前、
ろくな望遠レンズも持っていないのに成り行きで動物園に撮影に行くことになったことがあり、 無茶覚悟でEF200mm F2.8L +
たまたま手元にあったケンコーのテレプラス2倍MC7 (要は一番安いやつ) という組み合わせで撮影に挑んだことがあった。
結果は、 思いのほか 「そこそこ見られる」 画質でちょっと驚いた。 上のリンク先にある画像がそうだが、
縦横1/2に縮小する前提なら絞り開放でも結構シャープだった。 このサイズに縮小しても320万画素あるので、
家庭用プリンタでのA4での出力なら問題ないレベルだ(と、 以前300万画素のEOS D30…30Dじゃなく…を使っていた私は思う)。
そして最近の1.4倍テレコンの画質比較の結果では、
純正エクステンダーと安いテレプラスでは画質にかなり大きな差があった。 もちろん純正エクステンダーが遙かに優秀だったのだ。
…ということは、 テレプラス2倍で 「そこそこ」 なら純正エクステンダーなら2倍でも 「普通に使える」 位の画質なんじゃないのか?
少なくとも私がテレコン使用のターゲットとしているEF200/2.8Lでは。
…という期待をしつつ手に入れたのだが、 雨でろくに試し撮りはできず。 でも、
動作テストで店内でコントラストの高いPOP等を撮った結果を見ると、 テレプラスでは気になった色収差もほとんどなく、
「やっぱりそんなうまい話はなかった」 ということにはならない…気がしている(笑)
ところで、
レンズがこの位の長さになると三脚座を使いたくなるが(EF200mm F2.8Lは小柄だが三脚座対応なのだ)、
この組み合わせでレンズに三脚座を取り付けると三脚座の後ろの方が長いのでバランスが悪そう。
三脚座の前後どちらかに重心が偏っている方がブレには有利かもしれないが、
エクステンダーとレンズ間のマウント部にはEOS5D+エクステンダーの分で1.1kg以上の荷重が掛かる。
まぁ、 使用するなとはアナウンスされていないので大丈夫なんだろうけど。