こんにちは、
定期的にやってくるケチケチモバイルのお時間です。
1年前に契約したイー・モバイルが5月で更新を迎える。 (呪縛から解かれるとも言う)
私は「年とく割2」という種別で契約していて、 同じ一年縛りの「年とく割」に比べて契約解除料(違約金)が2倍の\6,300ではあるが、
私が契約している「バリューデータプラン」 では基本料が2年縛りと同じで割安になる。
変動の大きいモバイル通信で2年契約というのはリスクが高いが、 1年なら何とか頑張れるだろう、 という…
イー・モバイル自体は、 撮影などで山の中に行ったりしなければ大きな不満もなく、 スマートフォンでもPCでもおおよそ快適に使えている。
それでも5月で解約し、 日本通信の「b-mobile」に乗り換えることに決めた。
b-mobileは基本的にSIMカードのみを販売し、 「SIMロックフリーなどの端末を勝手に用意してね」というもの。
回線はドコモのFOMA網を利用している。
私の場合イー・モバイルもSIMカードのみ購入して端末は自前で用意したのだけど。
なお、 出先で動画を見るとかネットラジオを聞くといった使い方をする人は、 何も考えずパケット使い放題の契約をすれば済む。
私の場合は、 毎日の移動中にスマートフォンで掲示板やらSNSを使い、 週に数回、半日程度PCで(ストリーミングでない)普通のサイトを閲覧するといった使い方で、
平均すると月に200〜250MB程度。
年中ストリーミングで動画を見るといったユーザーと同じ土俵に乗せられると損な部類の使い方だ。
b-mobile Fairはその名の通り通信量において公平に、 1GB分でいくらという商品。
有効期限が120日間という制約はあるが、 ある程度までの通信量ならパケット使い放題の類より得。
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月額 |
縛り |
通信速度 |
契約事務
手数料 |
イー・モバイル
ライトデータプラン
+年とく割2 |
\2,580
300MBまでの通信料含む
超過35MBで上限\5,580 |
1年
違約金\6,300 |
制限なし |
\3,150 |
日本通信
b-mobile
Fair 1GB |
月250MBの場合
\2,088
(\8,350÷4ヶ月)
月300MBの場合
\2,505
(\8,350÷3.3ヶ月)
チャージ料金の\8,350/1GBで計算 |
なし
無理やり120日縛りと言えないこともないが |
制限なし |
なし
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b-mobile Fair 1GBは初回だけはUSIMカードの入ったパッケージを購入する必要がある。
直販価格は\9,800だが、 パッケージ商品なので店によって値引きがある。
安い店での実売価格は\8,910程度。
チャージ料金の\8,350より少しだけ高いが、 契約事務手数料が不要であることを考えると実際は割安。
私の場合、 大抵200MB/月程度しか使用しないため月250MBで計算して問題ないのだが、 以下、
イー・モバイルと同じ条件である300MB/月で比較してみる。
上の表で、 300MB/月だと一見それほどb-mobileが安いように見えないが、
実際は以下の理由でイー・モバイルよりある程度安くなる可能性が高い。
というのは、 イー・モバイルのライトデータプランでは300MBを越えると事実上上限に達したも同然で、 基本料金に\3,000プラスの\5,580の支払いになる。
その点b-mobile Fairが有利なのは、
「月300MBを越えても1GBに達するまでの期間が短くなるだけ」ということ。
その効果だけを簡単に言えば、 一定の通信料を越えると突然高くなるようなことはなく、
通信した量に比例して値段が上がることに相当する。
加えて、 b-mobile Fairはあくまでも120日か1GBに達するまで使えるので、
通信量が多い月があっても通信量の少ない月からの事実上の「繰り越し」と同じ効果がある。
そのような事情で、 更に私の場合は平均すれば月に250MB程度で済んでいるのでb-mobile
Fairがイー・モバイルのライトデータプランより安上がりになることは間違いない。
もっとも、 乗り換える一番の理由は費用より山間部で使えるかどうかなのだが。
なお、 端末は自前で用意しなければならない。 日本通信からも買えるが高い。
バッテリー駆動のモバイルWiFiルーターの類(イー・モバイルで言うポケットWiFi)は、 AmazonなどでSIMロックフリーのものを1万円程度で購入できる。
また、 前述の通りb-mobileはドコモのFOMAの通信網を使用しているので、 SIMロックフリーでなくてもドコモの「HW-01C」等の端末
なら使用できる。
ドコモHW-01CはHUAWEIのOEMで、 中身は両者ほとんど同じ。
ただし、 山間部や都市部での電波の届きにくいエリアを補うとされるFOMAプラスエリアに対応しているのは、
周波数の関係で今のところドコモから発売されている端末に限られるようだ。
ドコモHW-01CはゴニョゴニョするとSIMロックフリー化できるようなので最強のように思えるが、
逆に周波数の関係でイー・モバイルの回線では使えないらしい。
総合すると、
という選択になる。
イー・モバイルGP01は発売時は他のキャリアでは使えなかったようだが、
現在の最新のファームウェア(ローミング対応ファームウェア)にアップデートすればSIMロックフリーな端末として使える。
私自身も最新ファームウェアにアップデートしたイー・モバイルGP01でb-mobileを利用している。
今日からだけど(笑)
SIMロックフリー端末なら先行きキャリアを変えても …
私の場合はb-mobileが気に入らなくてイー・モバイルに戻ったとしても … そのまま使えるので、 冷静に考えれば全然高い買い物ではない。
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今まで使っていたソフトバンクモバイルC01HW(元々イー・モバイルで使用可)と、 今回入手したイー・モバイルGP01。
GP01はC01HWより1世代新しい製品なのだが見た目はほとんど同じ。 |
各社のパケット使い放題・2年契約では端末が実質無料ということが多いが、 モバイルWiFiルーターという製品はケータイ屋さんの店頭に書かれた価格(そして「こんなに値引きしちゃいますよ!(ただし2年キッチリ使うならね)」という宣伝文句)ほどには高い物ではない。
加えて2年契約を途中で解約した場合は、 その割高な価格で端末代金の残額を支払わなければならないという点も忘れずに…
少し使ってみた限りでは、 確かに言われている通り、 通信の速さではイー・モバイルの方が快適。
(ベンチマーク的な意味ではなく全体的なレスポンスの早さ等体感で)
しかし、 イー・モバイルで一番不便に感じていた地下鉄の駅間で圏内→圏外→圏内となった際に再度パケットが流れ出すまでの復帰時間はb-mobile(FOMA)の方が早い印象。
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