キヤノン初のパンケーキレンズ、 EF40mm F2.8 STMが発表された。
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動画撮影時の静寂性に配慮した新方式の「STM」自体は私にはどうでもいいが、
この方式でちゃんとフルタイムMFに対応している。
EOSで使える同じようなカテゴリのレンズとしてはコシナのULTRON 40mm F2 SL /
IIがある。
EF40mm F2.8 STMとは明るさも違うが、 何より値段が全然違う。
中身が優れているかどうかはわからないが、 コシナはこれらの製品にスペシャルなレンズという付加価値を付けようとしているように見える。
MF専用なので、 実用性より付加価値という土俵に立ちたいのだろう。
なので値段設定も強気。 (実売5万円程度)
対照的にEF40mm F2.8 STMは、 EF50mm F1.8
IIほどではないがかなり割り切った製品だろう。
安い店での価格は既に2万円を切っている。
パンケーキレンズを何に使うかとなると、 これは「常時持ち歩きカメラ用」である。
APS-C EOSでは64mm相当という何とも半端な画角になるのでEOS5Dと組み合わせることになり、 ちょっと重いが、 現在マミヤシックス +
露出計 + フィルターとかクローズアップレンズとかを実際に持ち歩いているのだから、 むしろ軽量化である^^;
クローズアップレンズと言ってもマミヤシックスはレンジファインダーなのでいわゆる眼鏡付きのものになり、
しかも無駄に頑丈な金属製なのでクローズアップレンズだけでEF40mm F2.8 STMと大差ない重さがある気がする。
サイズに関しては、 EF35mm
F2と比べると2cm短い程度なのだが(長さで42.5mmと22.8mm)、 普通のバッグに入れておいてさっと取り出すには結構この差は大きい。
唯一気に入らないのが、 距離指標や被写界深度目盛りが一切無いこと。
簡単な印刷で良いから付けてくれれば良かったのに。
EF50mm F1.8 IIのように超低価格にこだわった製品ならそれすら省くのも仕方ないと思えるのだが、
せっかくフルタイムMFに対応しているのだからMF時の使い勝手にも配慮して欲しかった。
まぁ、 無い物ねだりをしても仕方がない。
何であれ、 私が久々に新品で購入しそうなレンズだ。
そういえば今まで新品で購入したキヤノン製レンズはEF50mm F1.8 IIだけだということに気が付いた^^;
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