カブトムシ・クワガタのシーズンは終わりましたが、幼虫に関しては終わっていないのであります。
ミヤマクワガタ。 ♀4匹を飼っていましたが、全然卵を産んでくれませんでした。 恐らく産卵の難易度はかなり高い部類かと思います。
まず、学説によると25度以上では産卵しません。 そして、かなり土を選ぶ模様。
朽木ではなく土に産むクワガタの場合、ケースの底面や側面に産むことが多く、ケースの外から産卵が確認できるものなのですが、全然その気配がないのでひっくり返したりはせずにそっとしてありました。
で、さすがにもう11月。成虫の寿命はとっくに尽きている季節です。 先日ケースを覗いてみると、やはり大型の♀が息絶え絶えでひっくり返っていました。
うーん、やはり駄目か…。
その♀をゼリー(エサ)の上に置いてやり、一応入れてあった止まり木 兼 産卵木を持ち上げてみると…幼虫が!
体長は15mm程度に見えました。 ちゃんと成虫が産卵して、卵が孵化して、マット(腐葉土の類)を食べて育っていたのでした。
そうなると、さすがにこの1匹だけということはないでしょう。
同じ位の数の成虫を飼ってケースの横や底から卵や幼虫がたくさん見えたノコギリクワガタに比べれば数が極めて少ないことは間違いありませんが、最低でも数匹は期待できます。
これは嬉しい!
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初めて見たミヤマクワガタの幼虫。元気そうで何より! |
そしてもう一つ。
奇跡的なまでに少数しか誕生しなかった^^;
コクワガタの幼虫ですが、先日飼育に使用しているプラカップの一つを見てみると、かなり大きくなった幼虫の1匹がマットの上に出てしまい弱っていました。
外気は乾燥していますから、水分の多そうな幼虫には過酷なはずです。
その1匹のカップだけ屋内に入れてやり、適度に湿り気を与えて様子を見ることにしましたが、地上でモゾモゾはするものの2日経っても潜っていきません。
3日目、そろそろ限界か…地上で絶命した幼虫の姿を思い、ちょっと辛い気持ちで思い切ってカップを覗いてみると…地上にいたはずの幼虫の姿がない!
どうやら自力で潜っていったようです。 よう頑張った!
成虫を見付けた時の喜びはやはりコクワガタよりミヤマクワガタの方が遥かに大きいですが、飼育してみると命の大きさはどちらも変わらないものです。
良く出来た子もちょっと出来の悪い子も同じように可愛いという当たり前の親の心情を垣間見たような気も、ほんのちょっとだけします(笑)
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