4年ぶりの日記が前回と同じ岡山とは…
岡山には前回と今回の2回しか撮影に行ってないのに。
今回は連休を利用して岡山と高松で撮影する行程だった。
元々は高松に直行し二日間かけて琴電 (高松琴平電気鉄道) を撮るつもりだったのだが、
風景鉄に近い私だとネタが尽きるのでは…という心配もあって岡山で寄り道することにした。
JR西日本といえば国鉄型車両の宝庫だが、ローカル線好きの私としてはやはり気動車である。
岡山口では吉備線と津山線が非電化で、今でもキハ40系列で運行されている。
吉備線は(4年前だが)前回の日記の時に訪れているので今回は津山線。
昼前に新幹線で岡山に着いて半日の寄り道という感じなのでレンタカーは使わずに出来る範囲で撮影することにした。
津山線では快速が運転されているのだが、快速が停まらない駅は極めてアクセスが悪い。
何せ、日中は平均して快速含めて1時間に1本、普通列車は2時間に1本しか走っていないのだ。
そんなわけで、最初は岡山から快速で金川駅に向かった。
「金川」と漢字で書くと平凡だが関東民としては読みを二度見してしまう駅名である。
幸運なことに金川駅から余裕の徒歩圏、徒歩10分位の所に鉄橋がある。
列車通過まで時間が無かった(1本は自分が乗ってきた列車)のでとりあえず遠いポジションから撮影したが、
勘違いで次の列車はここを通らないのであった…。
橋の近くからも撮りたかったよぅ。
更にローカル線撮影では極めて珍しいことに、この鉄橋のすぐ近くにスーパーまである。
トイレも食料も心配無用、奇跡的な立地だ。
ここで2本撮った後、スーパーでおにぎりを買って食べた。
金川駅に戻ると、乗るのとは反対の岡山行きの列車が到着する時間だったので跨線橋から。
ただ跨線橋から撮った写真とはいえ、やはりキハ40となるとテンションが上がる。
次いで津山行きの快速が到着。
もはやただのスナップ写真だが、今の時代にこんな光景が普通に見られるのだ。
この列車に乗り込み、次に降りたのは弓削(ゆげ)駅。
ここから1駅岡山寄りの神目駅までの地獄の徒歩行が始まる(大袈裟)。
まずは車窓から目星を付けておいた田んぼまで1.5km程歩く。
良い感じの刈り取り前の水田が広がっているが、台風一過の不安定な空模様で天気が怪しくなってきた。
久し振りすぎて写真の撮り方忘れてるな…。
ローアングルにすると稲穂があまり写らず、アングルが高いと彼岸花(曼殊沙華)と列車に一体感が出ない。
これは悪い例だな。
似たようなアングルだけど斜め一直線に彼岸花の赤が入る構図にしてみた。
が、何かいまいち。
更に少し(と言っても2km…)歩を進めて別の田んぼから。
こうやって羅列すると同じような構図の写真が並ぶが、実はいつもこんな感じである。
自分好みの構図で何カットも撮るけど大半はそれほど気に入らずストレージの肥やしに。
で、また歩いて次の場所。
ここでのカットこそ不運の極み。
上の写真を撮るまでは少し日が差していたのである。
そして列車が来る1分前、まさかの降雨。 台風通過直後ならではの目まぐるしい天気の変化。
列車通過後、嘘のように晴れた。 虹まで出た。 地面から虹が生えてるのは初めて見たぞ。
せっかくここまで歩いてきたんだからもう1本ここで撮ろう!
構図は好みだったので微調整して次の列車を待つ。
駐車場らしき場所だったので軽トラのお爺さんに話し掛けられる。
そういうのは嫌いじゃないんだけど、いつでもどこでも必然的に「どこから来たのか」という話題になる。
思いっきり不要不急の用事で東京から来ているのでこの質問に怯えているのである。
まぁ正直に言ったところで何が起きるわけでもなく、 世の中の大半の人はそんなことに目くじら立ててないことがわかる。
と、それはさておき、次の列車が来る時刻だ。
…そしてさっきまでの日差しが嘘のようにドン曇り…。
柿が熟すには早かったので今度またここで撮ってもいいかな。
ただし津山線は10月初旬から列車本数が更に減るらしい。
岡山駅に戻ってこの日のうちに瀬戸大橋を渡って高松まで行かなければならなかったので撮影はここまで。
更に神目(こうめ)駅まで2km程歩くのであった。 駅間5km完歩。
なお撮影機材は全部パナソニックのDMC-FZ1000。
最近軟弱なので、そこそこ高画質な1インチセンサーで25〜400mmをカバーできてしまうこのカメラに頼り切り。
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