と言っても今話題の相撲界の話ではない^^; (最近このパターンばっか…)
突然だが、函館に行こうと思い立ったのだ。
最近旅してないなぁ、そうだ、どうせなら梅雨のない北海道に行こう!という単純明快な理屈である^^;
(実際は北海道にも梅雨時特有の気候があるらしいが)
私が以前函館に行ったのは、朝一でクルマで稚内を出てひたすら走り続けて夕方に函館到着、夜景を見て、翌日の昼過ぎにはフェリーに乗るために室蘭に向けて出発、という弾丸トラベル並みのスケジュールで訪れたのが唯一。
そもそもクルマで一日で稚内から函館まで移動しようというのが無謀で、8時間休憩無しで運転しっぱなしとかそういう世界である^^;
(そういえばその時も、稚内の後はその場で考えればいいや、という思い付きプランであった…)
さて、東京から函館に行こうとすると、飛行機利用のツアーを使うか、JRの「青森・函館フリーきっぷ」を使うのが安いようである。
飛行機のツアーだと直前には申し込めず、また、私が見た鉄道利用のツアーは1名1室だととても割高。
なので、上記フリーきっぷを利用して列車と宿を自前で手配することにした。
純粋に函館観光が目的なら東北新幹線「はやて」と特急「(スーパー)白鳥」を乗り継げば6時間程度で函館まで行けるが、このフリーきっぷは「あけぼの」に限り寝台特急のB寝台(個室含む)も利用できるという特長がある。
今回の場合、主な目的が「旅すること」ということもあり、せっかくなので寝台列車に乗ることにした。
B寝台一人用個室は値段…普通のB寝台と同じ…の割に落ち着けて良いのだが、直前に席が取れるほど甘くはなかった。
以前「北斗星」で札幌に行った時は数日前でもB寝台個室(ソロ)が取れたのだが、相次ぐ寝台列車の廃止で、いつの間にか「あけぼの」も結構な人気列車になってしまったようだ(鉄道写真…と言えなくもないものを撮っていながら何だが、鉄道事情には全く疎い私である…)。
食堂車もロビーも何もない地味な列車なのになぁ。 まぁ、普通のB寝台なら取れそうなので、それも旅情があって良いでしょう。
さてさて、じゃぁ行きは「あけぼの」に乗って2日目の朝に終着の青森で「白鳥」に乗り継ぎ、昼に函館着、夜はビジネスホテルに宿泊、翌日のなるべく遅い時間の「白鳥」で八戸まで行って「はやて」で東京に帰ってくればいいやね。
結構函館での滞在時間を取れるじゃない。
…が、JRサイバーステーションで空席を調べてみたら、青森〜函館の「白鳥」が軒並み満席。
なんと10時以降17時まで空席がないという状態。 混み合うとは聞いていたがここまでとは。 自由席争奪戦とか、やだよなぁ〜^^;
2時間デッキに立ってるのは、もっとイヤだよなぁ〜^^;;;; そもそも「白鳥」は八戸発なので、青森からでは参戦する余地さえ無いかもしれない。
それにホームで並ぶならその時間を使って青森駅周辺を撮影したい…青森駅には青函連絡船の痕跡が結構残っていたりするらしいので。
しかしまぁ、青森〜函館間の指定席が取れないからといってぐずぐずしていると「あけぼの」の席(寝台)も無くなりかねない。
取れるところからとりあえず取るのだ。 思い付きで旅に出ることが多い私にはよくあること^^;
というわけで、駅のみどりの窓口へ行って、順次行程内の列車の指定を受ける。
すると、サイバーステーションで調べた時は満席となっていた10:01青森発の「白鳥」は1席だけ空きがあるとのこと。
「あけぼの」の青森到着は9:56。 …乗り継ぎ時間5分^^;
よく遅れる寝台特急で5分というのは、(実際の確率はともかく)乗り継げたらお慰み位の心持ちでいた方が良いんじゃなかろうか…。
八戸での「はやて」との接続なら多少遅れても待っていてくれるだろうが、本来北海道へ向かうための列車ではない「あけぼの」と接続してくれるかどうかはまったくわからない。
乗り継げなかったら後続の列車で自由席の争奪戦だが、当然ながら100%争奪戦確定よりはマシ。
それに、1回は指定の変更ができるので、後日チェックして後続の列車に空きが出たら指定の変更をすればいいのだ。
というわけでとりあえずこの列車で座席指定を受ける。
翌日の朝、再びサイバーステーションで「白鳥」の空席を照会してみる。 …時間的にベストな青森11:19発に僅かに空席が!
普通に指定席特急券を買うなら「えきねっと」等でその場で購入してしまえば確定なのだが、今回はフリーきっぷに付随する指定席、そもそも指定の変更なのでオンラインでは座席を確保できない。
早めに家を出て、通りがかりのJR駅のみどりの窓口に寄る。 …取れた(^^)
ついでに「あけぼの」のB寝台個室(ソロ)に空きが出ていないかも聞いてみるが、さすがにこれは無かった。
というわけで、何も考えずに乗り継げば二日目の昼過ぎには函館に着けることになった。
三日目は最終の「はやて」で23時過ぎに東京に戻ることにしたので17時前まで函館にいられる。
函館では1泊だが、午後から翌日の夕方までと、軽く観光やら撮影をするには十分な時間が取れる。
宿をケチれば3万円ちょっとで寝台特急に乗れて現地も楽しめるのだから悪くないプランである(なんとか座席を確保できたから言えるのだが^^;)。
ちなみに始発の「はやて」で東京を出ても函館に到着する時刻は同じで、1泊2日でも時間は同じだけ取れる。
もちろん往復とも飛行機ならもっと時間は取れるが、ツアーでないと割高な飛行機は思い付き旅行には向かないんだよなぁ。
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