以前の日記
'12/4/26 ケチケチモバイル通信
で書いたが、 現在 「b-mobile Fair」 だけでスマートフォンとPC両方でのモバイル通信を賄っている。
目論見通りの通信量なら月2千円ちょっとで済む計算だったのだが、 先月も今月も400MB/月ほど利用している。
調子に乗ってスマートフォンから結構な枚数の写真をアップロードしたのが原因か。
かと言ってパケット使い放題に切り替えるほどには使っていないしなぁ…。
と、 ここで朗報が。
最近になって、 MVNO (わかりやすく言えば携帯キャリアの回線切り売り)
で魅力的なプランがいくつか登場した。
それが日本通信の 「b-mobile4G アマゾン限定 高速定額」 とNTT東日本の 「フレッツおでかけパック
使い放題パック」。
どちらもモバイル回線としてNTTドコモのFOMA網を利用しSIMカードのみを提供するもの。
月額も同額で\1,980。
現在使っている 「b-mobile Fair」 は月平均300MB使った場合\2,505/月なのでどちらに乗り換えても今より安いし使える通信量も増える。
b-mobile4GならLTEが使えるし、 使わなくても通信速度は現在と変わりないはずだ。
こうなると乗り換えない理由は無い。
このように使い方が変わっても何ら縛りがなく他のプランに乗り換えられるのがb-mobileを初めとするこの種のサービスの一番のメリットだ。
それぞれの一番の売りは、 b-mobileはLTE対応で高速な通信が(期待は)できること、
フレッツおでかけパックは\1,980という価格でありながらパケット無制限であることだろう。
3G回線はどちらもNTTドコモのFOMA網を利用しているのでサービスエリアについては申し分ない。
両者を比較してみる。
セルの色が緑色になっているのがそれぞれが優位な点。
|
日本通信
b-mobile4G
アマゾン限定 高速定額
|
NTT東日本
フレッツおでかけパック
使い放題パック |
料金 |
\1,980/月 |
\1,980/月
(フレッツ光契約中・同時契約の場合。 フレッツ光利用料金を除く)
内訳:
InfoSphereモバイルライトプランfor「フレッツ」 \1,770
フレッツ・スポット \210 (強制。 解除不可)
フレッツ光を契約していない・しない場合 \2,715/月
(InfoSphereモバイルライトプランfor「フレッツ」 \1,770 + フレッツ・スポット \945) |
転送量 |
500MB/1ヶ月
越えた場合は利用停止か\1,980で500MB追加購入を選択 |
無制限 |
3G |
○ (NTTドコモ FOMA網) |
○ (NTTドコモ FOMA網) |
LTE |
○ (NTTドコモ Xi網) |
- |
速度 |
無制限
理論値上限:
下り LTE 75Mbps 3G 14Mbps
上り LTE 25Mbps 3G 5.7Mbps |
0.5Mbps
(下り・上りとも) |
初期
費用 |
\3,150
(パッケージ購入価格) |
\3,150
(フレッツ光契約中・同時契約の場合。フレッツ光初期費用を除く)
フレッツ光を契約していない・しない場合 \3,990 |
解約
違約金 |
なし |
なし
※解約月の利用料は発生 |
公衆
無線LAN
サービス |
- |
「フレッツスポット」利用可 |
備考 |
- |
\315/月でモバイルWiFiルーター 「光ポータブル」 レンタル可 |
転送量について
私の場合、 月500MBを越えることはまずないと思われるので、
500MB/月と無制限の差はほとんど無いと考えられる。
…とb-mobile Fair導入の際にも言っていたわけだが、 そうなったらそうなってから考えても良いのだ。
通信速度
「フレッツおでかけパック」 は通信速度が0.5Mbpsと見かけ上は比較的低速だが、
私の使い方なら実は問題にならないかも。
現在使っているb-mobile Fair (1GB 120日有効 速度制限無し) でも、 実測すると速くても1Mbps程度しか出ていない。
それでもPCやスマートフォンで普通にサイトを閲覧したり地図を見たりする程度なら不自由はない。
それより、 ラッシュ時間帯と言わず平日昼間の停車中の車内で0.1Mbps程度しか出ないことが結構ある。
満員御礼のFOMA回線故か… その点emobileは数段快適だった。
このような用途だと、 転送速度よりもレイテンシ (データを要求してから転送が始まるまでの遅延時間) の方が遙かに快適性への影響が大きいと思う。
もっとも、
モバイルデータ通信に特化して誕生したLTEであればレイテンシが大幅に改善されている可能性もある。
初期費用など
今使っているb-mobile Fairは初期費用が事実上数百円と、 ほぼ掛からないも同然だった。
(最初に購入が必要なSIM入り1GBパッケージと1GBチャージ料金の差が数百円しかない)
しかし、 上記の2つのプランでは\3,150の初期費用がかかる。
b-mobileの場合はAmazonからSIM入りパッケージを購入する代金が初期費用にあたる。
どちらも解約にあたっての違約金は無い。
付録?
「フレッツおでかけパック」 の特長の一つは公衆無線LANサービス 「フレッツスポット」
が使えること。
残念ながら私の場合公衆無線LANサービスを利用する機会がほとんどないし、
基本料無料・最大\490という別の公衆無線LANサービスにも加入しているのであまりメリットにはならない。
要らないからと言って個別に解約することはできないのだが、 まぁ、 b-mobileと同じ値段で、
公衆無線LANサービスでは最も安定していると言われている 「フレッツスポット」
がオマケで付いてくると思えば悪い話ではない。
端末について
…現時点ではどちらにするかはまだ決めていない。
しかしどっちにするにしても、 すぐに解約すると初期費用の\3,150が高く感じるという程度で、
気に入らなければ乗り換えれば良いのだ。
どっちを選んでもひとまずはLTEを無視しておけば今b-mobile Fairで使っているイー・モバイルGP01がそのまま使える
。
もちろんb-mobile4Gを選んだ場合は、 NTTドコモのL-09CやL-04DといったLTE対応端末
を単体で購入すればLTEを利用できる。
端末を自前で用意することのメリットは意外と大きく、 (自前で用意するよりかなり高く設定されている)
端末代金の割賦金を一度に精算させられるようなこともない。
ちなみにイー・モバイル公式オンラインストアでLTE対応モバイルWiFiルーター
GL02Pで契約した場合、 端末価格は\39,800となっている。
月々\1,600が割り引かれるので2年の契約を全うすれば実質負担額は\1,500ということになるが、
逆にすぐに解約すれば言い値の\39,800を即時支払わなければならない。
同じくLTE対応のNTTドコモ L-09C端末単体のAmazonでの価格はせいぜい1万円程度。
L-09Cは無線の周波数の関係でSIMロックを解除してもイー・モバイル回線で使用することはできないようなので万能ではないが、
SIMロック解除せずとも選択肢が多いドコモのMVNOで当分は使い回せるのでコストパフォーマンスは高いと思われる。
逆に、 SIMロックを解除しても国内ではソフトバンク回線が使えるようになるだけである。 そして、 わざわざそれをやる人はいないだろう^^;
このようなタイプのプランはスマートフォンで使うには色々と不便・面倒な点があるので誰にでも勧められるものではないが、
PCで使うのが主な目的ならキャリア純正の契約をするメリットはほとんど無いと思う。
唯一、 「APNの設定を変更する」 という儀式が必要になるが、 モバイルWiFiルーターの設定画面を開ける人なら簡単にできるレベルのものだ。
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