ようやくうちのテレビが地デジ対応になった。
買ったのは東芝のREGZA 26RE1という製品。
本当はHDD内蔵のものが欲しかった。
ヘヴィーに録画するわけではないので、わざわざ単体のHDDレコーダーを購入してビデオデッキのごとく使い分けるのは面倒なのだ(私は、PCと違って家電や日用品では面倒なのが大嫌い^^;)。
が、HDD内蔵のものは、配線がスッキリするとか操作性が良いかもしれないという期待では割り切れない程割高だった。
何しろ、テレビとしての性能がほぼ同じもので(細かい部分は知らないけど)、500GBかそこらのHDDを内蔵しているかどうかで3万も違う。
今や3.5インチなら2TBのものが1万円以下で買えるのに。
で、私が買った26RE1という製品は、USBハードディスクに録画できるというのがミソ。
一般的なUSB接続のHDDが使えるということは、確実に他のものよりも安価に、かつ大容量のHDDを接続できる。
保証されるかは別として、バルク品のドライブとどこにでも売っているUSB外付けケースでも大丈夫だし、無理に2.5インチを使う必要もない。
他のメーカーにはなんとかポケットとかの規格があるが、所詮メーカーローカルであるものが汎用品より安価であることはまずあり得ない。
汎用規格なら容量が足りなくなったら簡単に大容量のものに交換できるし、故障した時もすぐに代替品を手に入れて交換してしまうという手が使える。
加えてこの26RE1の場合、汎用的なUSBハブを使って複数台のHDDを接続することもできる。
実際にそういう使い方をすることに意味があるかどうかはわからないが、オープンな規格を採用していると何かと自由が利く。
で、肝心の、録画に使うHDDをどの位の容量にするか等はまだ決めていないのだが、
試しに余っていたHDDをよくわからないメーカー^^;の外付けケースに入れて接続したら、ちゃんと使えた。操作性についても、配線が増えたこと以外はHDD内蔵テレビと変わらないようだ。
やろうと思えば、USBメモリーやUSBカードリーダー+メモリーカードとかでも動くと思われる^^;
録画以外の点では、何で26V型という微妙なサイズかと言うと、「デカいテレビは邪魔」という単純な理由。
もちろん、映画などを良く観る人なら大画面は大いに魅力なのだと思うが。
それまでが25型の縦横比4:3のテレビで、「現状維持なら32V型」なんていう煽り文句もあったが、
それはあくまでも4:3のコンテンツを引き延ばしせずに16:9のテレビで見る場合の話。
デジタルテレビ放送はもうほとんど16:9になっているので、現実的には25型からだと26V型程度でも現状維持と言える。
実際に設置して視聴してもそんな印象である。
4:3のテレビから薄型テレビに買い換えると、多くの場合は横幅がかなり大きくなる。
うちの25型ブラウン管テレビの横幅は60cm程度だったが、32V型の薄型テレビだと80cm程、
37V型に至っては90cmと、従来の1.5倍にもなってしまう。 せっかくの薄型テレビなのに逆に設置スペースが大きくなるというのはどうも…
ところで、私が今までテレビや録画装置をデジタル対応にしてこなかったのは、デジタル放送は録画した後の視聴に制限が多いという理由もある。
それらは業界が大好きな「著作権保護」のためなのだが、PCも含めれば家中にAV機器がある今の時代に、DVDやらBlu-rayに焼かなければ録画した機器以外で視聴できないというのは退化でしかない。
(大体、元々が垂れ流しの地上波テレビ放送で、著作権保護のために視聴者に不利益を与えてどうしようと言うのか…
ただでさえテレビ自体の視聴率が下がっているんだろうに)
が、ダビング10といった規制の緩和やDLNAによって、多少は自由度が上がったようだ。
東芝REGZAの場合、DTCP-IP対応DLNAサーバーと呼ばれるストレージには録画した番組をコピーや移動することができ、DLNAクライアント(REGZA自体もそれ)で視聴することができる。
私がやりたいのは、録画した番組をテレビでもPCでも見る、という単純なことである。
録画はしたけれどさして重要でもないという番組はPCで別の作業をしながら見たいのだ。
そして、まだ十分には調べていないけど、DTCP-IP対応DLNAサーバー(ストレージ)と、PC用のDLNAクライアント(プレーヤーソフト)を用意すればそれができるようだ。
サーバーのストレージに直接録画できるわけではないので、これをやると録画データを溜めるストレージが2カ所になってしまうが、ある程度溜まったらサーバーに移動するようにすればREGZAに接続するUSB
HDDの容量は少なくて済む。 フムフム、それで便利に録画番組を視聴できるなら1〜2TB位のサーバーを用意するのも悪くない。
…が、重要なことを思い出した。
私のメインマシンのモニター(DVI-D接続)はHDCPに対応していない^^;
この種の仕組みは、著作権保護機構であるHDCPに対応していないデジタル接続の出力デバイス(出力端子かモニター)があると動作しないようになっているのだ。
コンテンツをコピーできるデバイスがそこに接続されてしまうと保護できないから。
そういえばかつて、ワンセグチューナーも、同じ理由でこのマシンで使うのを諦めたのだった。
私のPCの場合、HDCPに対応していないのはDVI接続のモニターで、解決策はアナログ接続にするかHDCP対応のモニターに買い換えるか。
しかし、デジタル写真をやっていると、とにかくモニターは出来るだけ買い換えたくない。
というわけで、家庭内AVネットワークの構築はひとまずお預け。
買った時にやらないと今後もやらない可能性が高いけど^^;
せめて、コピー制限がされていない番組だけでも見られるようにするとか、もう少し器用な実装はできないもんなのかねぇ…。
ただでさえ見たい番組が少ないのに、余計見なくなっちゃいますよ…。 |