先日に引き続きウィルコムネタです。
ウィルコムでは現在、ゴールデンウィーク特別企画として、「端末代込みで\980/月でパケット使いたい放題!」という太っ腹なセールをやっています。
当初は5/10までということになっていましたが、かなり好評なようで、5/31まで延長が決定したようです。携帯各社のインチキパケ放題とは違って、PCで使おうが何だろうが\980で通信し放題です。
さて、ここで私が注目したのは、この中でもW-SIMを使用するタイプの端末です。先日書いた通り私はW-SIMタイプのスマートフォン(Advanced/W-ZERO3[es]、略してAd[es])を持っており、ゴールデンウィーク特別企画で契約した端末のW-SIMをスマートフォンに挿入した場合もパケットは使い放題です。
端末は基本的にPC用で、USB接続のもの(W-SIMを使用するタイプ)、CFカード型(PCカードでもOK)、PCカード型(W-SIM用)、ExpressCard形(W-SIM使用)があります。どの端末でも端末代を含めて\980/月になるように料金設定されており、逆に言えば高い端末ほど通信料自体は安いということになります。
契約は「新つなぎ放題」(\3880/月)ですが、このキャンペーンの対象機種は4xパケット方式(W-OAM対応)に限られているので、通信速度は204kbps(0.2Mbps)になります。まぁ、決して速くはありませんね。でも、日本全国ほぼどこでも使えるモバイル回線が\980/月で手に入るのはかなり魅力的です。スペック上は高速なe-mobileでも実際は0.3Mbps程度しか出ないことが多いらしいですからね…。
実は、今まで20万パケットまで定額(PC使用も含まれます:以降\0.0315/パケット)というプランで契約していて、定額分を超えたことはなかったのですが、Ad[es]に機種変更した途端にオーバーして、\1,000程課金されました。やはり電話機型の端末より色々なことができるスマートフォンではパケット数も増えるようです。せっかくだからネットラジオとかも使ってみたいしなぁ…(これをパケット定額以外でやったら大変なことになるでしょうね^^;)。
と、そんなこともあって、悩んだ末、キャンペーン中のキャンペーン(笑)で30歳以上でも契約事務手数料(\2,835)が無料の最終日、4/30にエイヤッ!とPCカード型(WS014IN+W-SIM
RX420IN)で契約してしまいました。
汎用性の高いUSBタイプは人気が高く「都内大型店ではもはや入手不可」とさえ言われていましたが、ここは前向きに「私のノートはPCカードスロットがあるし、W-SIMが完全にPCカードスロット内に収まるWS014INが一番便利なんだ!」と言い聞かせました(笑)
まぁ、もし将来ネットブック等で使いたくなった場合でもUSBやExpressCardにW-SIMを装着するためのジャケットはオークションで数千円で手に入りますから、USB型の再入荷を待つより手数料無料のうちに契約してしまった方が得、という判断です。
そもそも、何も買わなくてもウィルコムのスマートフォンはUSBモデムとしても使えますので。
で、端末代込みで\980/月と書きましたが、店頭で端末代の分を一括で支払ってしまうこともできます。私はそうしました。なぜなら、その場合は端末代に対して店のポイントが付くからです。もちろん月々の請求からは端末代の分が更に差し引かれます。
その結果、この端末を選んだ場合、月々の請求は\230、もちろんPCでもスマートフォンでも電話機でも通信し放題!という信じがたい安価となります。しかもスマートフォン
や電話機なら通話もできます。通話オプションを付けないと通話料金は高め(と言っても携帯各社レベル)ですが。(「新つなぎ放題」の料金体系はこちら)
端末の割賦販売に対する考え方は色々でしょうが、私が今モニターをやっているUQ
WiMAXの場合、端末代は\12,800〜で、その上に月々\4,480かかりますし、そもそも当分は大都市でしか使えませんから、端末が\16,000でも全国で使えて通信料\230/月というのは「恐ろしく安い」のです。
さて、このカード型端末、説明では「使用していないときは本体にW-SIMを収納することが可能なジャストPCサイズ」なんて良くわからないことが書かれていますが、収納した(出っ張りの全くない)状態でもちゃんと通信できます。電波の弱い所では出っ張らせた方が感度が良いのかもしれませんが、購入直後に池袋で計測したところ約130kbps出ていましたので、街中で使う分には引っ込めてあっても何の問題もないと思います。
私の場合、色々な事情で既存回線も残したいのでせっかく差し替え自由なW-SIMでも使い分けが難しいのですが、新規契約で構わないなら迷うことはありません。PCで使う気がなくても、W-SIMタイプで契約して、うまいことW-SIMタイプの電話機やスマートフォンを安く手に入れて、契約したW-SIMを突っ込めばいいだけです。通話をする人でも、オプションの「話し放題」(\980/月)を付ければウィルコム同士は24時間通話定額、それ以外の通話も大幅に安くなります。
ちなみに、新つなぎ放題自体は8x W-OAM TypeG(最大512kbps)にも対応していますが、今回のスペシャルセールは4x
W-OAM(最大204kbps)の端末だけが対象です。
…で、まぁ、何でこんなに安いのかですが、WiMAXやLTEといった高速モバイル通信が始まりつつある今、PHSデータ通信で新規契約を獲得するには格安な料金を設定するのが一番、という判断ではないかと思います。そもそも、ウィルコム自身が同様の高速モバイル通信である「XGP」のサービスを開始するまでの「買い控え」を払拭する意味もあるのかもしれません。
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