多くの鉄道カメラマンは関東から東北くらいは平気で遠征するようですが、ほとんど関東から出ない私。近場だと「いい写真を撮らなくちゃ…」というプレッシャーも無いし、天候などを考えると、熟知した場所に多く通う方が良い写真をゲットできると思うからです。関東は都心を外れれば結構ローカル線が走っていますから、その中で良い場所を見付けるのが一番、というわけで、初めて関東鉄道常総線のロケハンに。訳あって写真は真岡鉄道ですが…。
私は田舎の風景が好きなので、ひとまずはイメージ的に田舎な下妻を目指します(映画「下妻物語」のテーマ曲が好き、というのも理由の一つ^^;)。が、着いてみると常総線沿線は、田園でもありますが店なども結構あって、いまいち写真向きの風景がありません。田舎風景を求めて走るうちに、終点の下館に着いてしまいました。
下館からは、地味ですがSLも走っている真岡鉄道が出ています。ついでだからそっちも下見しておくか、というわけで真岡鉄道に沿って北上。やがて、段々田舎になってきました。国道から逸れて農道に入り、車を停めます。広い水田が広がり、電線なども無い、なかなか良い場所。せっかくだから何か撮って帰ろうと思い携帯で時刻を調べると、もうすぐSLがやって来ることがわかり、撮影体勢に。どんよりと曇った日だったので、前景を広く入れられる場所を探します。水面が見える場所とタンポポの綿毛で悩んだ末、前者に決定。通りすがりでSLを撮るという贅沢(^^;に満足。せっかくなので普通列車と
タンポポの綿毛も撮っておきました。
|
|
水鏡じゃありませんが水面。 |
意地でも鉄道メインにはしないのだ(笑) |
もうあまり写真を撮る気はありませんでしたが、ロケハンということで更に北上。何箇所かをカーナビにマークし、終点の茂木(もてぎ)に到着。「道の駅もてぎ」でソフトクリームを食べて帰路に。真面目に撮影に行っていたらとても不満な一日だったでしょうが、お気楽ドライブ&ロケハンだったので、それにしては真岡鉄道の撮影スポットを見付けたりと、色々と収穫がありました。
|