ここ数日、先日購入したタムロンSP20-40mm
F/2.7-3.5の試し撮りをしている。 今日は街中で使ってみたが、都市スナップにはなかなか使いやすい焦点距離域だった。
買った直後の日記でもちょっと書いたが、このレンズ、解像に関してはかなりのものじゃなかろうか。
下の写真の壁面のタイルを見るとわかる。 明らかに同じくタムロンのSP17-35mm F/2.8-4 Diより全体的な解像力は高い。
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20mm F8 EOS5D
ピントは壁面に合わせている |
タイル部分では、ボディ(EOS5D)が解像できずラーメン模様や偽色が出ている。
ラーメン模様というのは中華屋のドンブリなどに描かれている四角い渦巻き模様に似たパターンのことで、ボディが解像し切れなかったときに発生する偽解像(という言葉が正式なものかどうか知らない)の一種(だと思う^^;)。
余談だが、Foveon素子では偽解像は発生するがラーメン模様は出ないらしい。
それはさておき、EOS5D
MarkIIなど、2000万画素オーバーのボディで使っても十分な解像が得られるのではなかろうか。
APS-Cではわざわざこのレンズを使う必要はないだろうから知らない(笑)
ただし、今日試して発覚した弱点もある。 逆光には決して強くない。
画面内に太陽を入れない限り逆光状態でもコントラストの低下はほとんど目立たないが、ゴーストにはかなり頻繁に遭遇する。
私はこのレンズの専用フードを持っておらず、また、フードまで含めての逆光性能だと思うので総合的な結論は言えないが、フードが関係ない画面内に光源が入る状態では、例えるなら数年前のシグマのレンズといったところか^^;
(ただしもっと古いシグマ 24mm F2.8
SUPER-WIDE IIほどではない)
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やっとタムロンのSP
70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (A005)が発売される。 EOS用の300mm
F5.6ズームとしては唯一の、手ブレ補正が付いていてフルタイムMFに対応していて、そして回折素子を使わない普通の光学系のレンズだ^^;
(何でこんなことを言っているのかはこっちを見てください)
発売前に出た価格だと、ヨドバシ.comで\49,800(ポイント10%)、キタムラの予約価格が\44,800とのこと。 予想通りではあるが安い。
4万円を切るのも時間の問題か。 タムロンの手ブレ補正はかなり良く効くらしいので、それに加えて本当に「クラス最高の画質」なら非常にお買い得である。
ただし765gという重さはちょっと気になる。 EF70-300mm F4-5.6 IS
USMは630g、小さい割に重いEF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMは720g。 ほぼ同じような機能のニコンのAF-S
VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6Gは745gとほぼ同等の重さだが、僅差でタムロンが「クラス最重量」である^^;
(αの70-300mm
F4.5-5.6Gはレンズに手ブレ補正機構を内蔵していないのに重いが、高級タイプらしいので別クラスとして。)
手ブレ補正付きの300mm
F5.6ズームというのは、ちょっとした撮影なら三脚要らずな気軽さにこそ意味があると思うので、軽さにもこだわって欲しかった。
…もっとも、EF70-300mm F4-5.6 IS
USMは鏡筒の強度が足りないのか特に縦位置で周辺画質が怪しいという事実もあるので、まっとうな強度を得るためには仕方ないのかな?
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