先日、 ソニーNEXを購入した。
どちらも中古の、 NEX-3(最初に出た2機種の安い方) とキットレンズとも言えるE18-55mm F3.5-5.6 OSS。
レンズキットよりボディのみの方が出物が多い。
恐らく、 レンズキットで購入した場合でもボディとレンズに分けて売却した方が買取・下取価格が高いせいではないかと思う。
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発表資料のごとく味気ない写真だが… NEX-3とE18-55mm
F3.5-5.6 OSS。
左側にあるのは標準付属品のフラッシュ。 性能的にも他のカメラの内蔵フラッシュ程度のもの。 |
お値段は驚くほど安い。
これは延々と続いている常時持ち歩きカメラ探しの旅(?) の一環。
ただのコンデジでは面白くないので中判蛇腹カメラやらEF40mm F2.8 STMやら買ってみたのだが、 持ち歩けば持ち歩くほど重さが気になる。
マミヤシックスもEOS5D + EF40mm F2.8 STMも1kg近い。
ほとんど毎日ノートPCやら仕事道具やらを持ち歩いている都合で、 カメラに許される重さの(肉体的)余裕はあんまりないのだ。
NEX+標準ズームは500g位。
18-55mmがあんまりコンパクトではないのが残念だが、 バッグの中のスペースさえあれば気楽に持ち歩ける。
なお、 購入する直前にソニーからE
PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSの発売がアナウンスされた。
現在のNEXはボディはマイクロフォーサーズに負けない位小さいのに レンズはAPS-C一眼レフ用と大差ないというアンバランスさがあるので、
このレンズがNEX用標準ズームの本命だろう。
マイクロフォーサーズ機と迷ったが、 いくつかの理由でNEXに決めた。
一つは、 NEXは初代機から液晶がバリアングルだということ。 (NEX-3は上下方向だけだけど)
私は、 いかにもデジカメらしい、 カメラを顔の前に構えて液晶を見ながら撮るというスタイルが好きではない。
光学ファインダーやEVFを覗きながら撮るよりブレやすいのは間違いないから。
NEX-3は外付けEVFは使えないが、 晴天屋外でも強烈に見やすいモードがあり、 事実上のウエストレベルファインダー機として使える。
もちろんEVFの方が安定するし見やすいが、 それはそれで新しい視点で写真が撮れるという楽しみもあるかな、 と。
あと、 マイクロフォーサーズ機は外付けEVFが使える機種が多いが、 EVFに何万円か出すというのはどうも腑に落ちない。
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超絶的に明るい液晶(晴天屋外モード)。
普通ストロボを炊くと液晶は暗く写るが、 この通りしっかり写ってしまうほど明るい。
背面液晶で晴天屋外で撮ると細部が良く見えず 「えいや!」で撮ってしまうことが多いが、 晴天屋外モードなら
(色は不自然だが)しっかり構図を確認しながら撮れる。 |
もう一つの理由は、 やはり素子が大きいということ。
マイクロフォーサーズもNEXもキット標準ズームはF3.5-5.6辺りで、 ということはキットレンズ同士で比較すればNEXの方がボケる =
レンズが明るいのと同じ効果がある。
NEXに不満があるとしたら、 レンズラインナップの少なさだろうか。
(実際は 「まるでコンデジ」 な操作体系も大いに不満だが、 NEXは 「大きなコンデジ」 だと思うのであえて言及しない^^;)
ひとまず、 手頃な望遠レンズが無い。
スタンダードな望遠ズームとしてはE
55-210mm F4.5-6.3 OSSがあるが結構な長さがある。
私の場合この手のカメラで望遠というのは標準ズームにちょっとプラスしたいという程度なので、 中望遠の単焦点あたりが丁度良いのだ。
というわけで手を出してしまった。 マウントアダプター。
MFレンズの資産があるわけではないので、
最もレンズ流通数が多いと思われるM42マウントのレンズを使うことにした。
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M42-NEXマウントアダプタでペンタックスのMFレンズ Super
Takumar 135mm F3.5 (M42マウント)を装着。
レフレックスレス(ミラーレス) はフランジバックが短いのでその分アダプターが長く大柄なレンズに見えてしまうが、
例えばEOSに装着すればコンパクトな中望遠レンズといった感じになるはず。 |
マウントアダプタはディスカバリーフォトの 「M42-αNEXアダプタ」。
私の場合NEXで三脚を使うことはまずなさそうなので三脚座は要らないのだが、 行った店に三脚座付きしか在庫がなかったので三脚座付きを購入。
三脚座は2本のネジで取り外せるので早速取り外した。
Super Takumar 135mm F3.5は2100円で購入。
ちょっと古めかしい写りではあるが十分すぎるほど使える。
ファームウェアのアップデートでNEX-3にもMF時のピーキング機能 (ピントが合っている箇所を色付けして表示する機能)
が追加されているのでMFは全然苦にならない。
…が、 APS-Cで135mm (フルサイズでの200mm辺り)
というのは少し焦点距離が長すぎた。
NEX用には105mmの方が良かったかも。
でも135mmはEOS5Dではぜひ使いたい焦点距離。
EOS用の135mmは、 とても魅力的な写りだがそこそこ高価だし大きいEF135mm F2L USMか、 大昔からあるEF135mm
F2.8 ソフトフォーカスという極端な2本しかないので…
というわけでM42-EOSマウントアダプタも発注してしまった。
何か違った方向に進んでいる気がしないでもない…。
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