トキナーAT-X124をフルサイズで使う

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このレンズを通常通りAPS-Cデジタルで使用した際のレビュー・作例はこちらのページへどうぞ

結構知られていることだが、 トキナーのAPS-C専用広角ズーム「AT-X124 PRO DX」や「同II」(12-24mm F4)は、 ある程度より望遠側ではフルサイズ機でもケラれずに使用することができる。

そして、 例えケラれなくてもAPS-C専用なのだからフルサイズでは周辺画質や周辺光量が厳しいのでは…という予想に反して、 実はフルサイズ・135フィルム用のレンズと比較してもむしろ高画質だったりする。

なお、 このレンズでフルサイズでケラれない焦点距離は18mm以降と言われているが、 ある程度余裕も持っておかないと肝心の写真の四隅に陰りが出てがっかりするといったことになりかねない。 それもあって、 この記事では安全を見込んだ20mm以降でのみテストを行っている。

ないよう…

テスト撮影は全てEOS5Dで行い、 カメラ内で生成されたJPEG画像をそのまま掲載している。

テストしたレンズは初代AT-X124 PRO DXだが、 AT-X124 PRO DX IIはコーティング等を変更しただけのモデルなのでほぼ同じ結果になると思われる。

タムロンのSP AF 17-35mm F2.8-4 Di (A05)をフルサイズ用レンズとして比較対象とした。

周辺光量

20mm

  F4 F5.6 F8
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

20mm域では、 どちらもF4では少し周辺光量の低下が認められるという程度。 共にF5.6で安定した周辺光量が得られ、 その点でもほとんど差がない。 僅かにA05の方が余裕があるか?という感じ。

24mm

  F4 F5.6 F8
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

24mm域も20mm域と同じような結果。 どちらもF4で僅かに周辺光量の低下が認められるがF5.6以上で安定。

 

トキナーAT-X124の周辺光量は、 (少なくとも20mm以降では)規定外のフルサイズで使用しても全く問題ない レベルだと言える。

解像(像のシャープさ)

20mm域での解像性能をタムロンA05と比較する。 F4・F5.6・F8・F11の各絞りで撮影した。

以下の比較画像は、 上のような写真から赤い四角で囲った辺りをピクセル等倍で切り出したもの。
両レンズの周辺部画像が全く同じ部分にはなっていないが、 これはレンズの画角の違いによる。

20mm F4

  左端 中央 右端
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

トキナーAT-X124の中心部は、 絞り開放でもかなりのもの。 さすが、 画素ピッチが狭いAPS-Cデジタル専用に設計されたレンズだけのことはある。 そしてそれに留まらず、 APS-C専用とは思えないほど周辺部 の画質がしっかりしており、 仮にもフルサイズ用であるタムロンA05よりかなり良好な描写になっている。

20mm F5.6

  左端 中央 右端
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

F5.6ではトキナーAT-X124は絞り開放より周辺部の描写力が向上し、 まず文句ないというレベルに達している。

20mm F8

  左端 中央 右端
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

20mm F11

  左端 中央 右端
タムロン
A05
トキナー
AT-X124
PRO DX

まとめ

ここまでの結果でわかるように、 ケラれない範囲であればトキナーAT-X124 PRO DXはフルサイズで使用しても全く問題ない… どころかむしろ並みのフルサイズ用レンズより優れている。

ただし私自身は、 テストする前から、 画質の良し悪しに関わらずこの方法を実用しようとは思わなかった。 テレ端が24mmというのはやはり不便だろうし、 フルサイズとAPS-Cを併用するつもりが無かったので、 わざわざAPS-C専用レンズを使い続ける意味がなかったからだ。

逆に、 どうしても撮影現場でフルサイズとAPS-Cを併用したいという人ならメリットはあるだろう。 ボディ2台でただでさえ荷物が多いのだから持ち歩くレンズを1本でも減らせることの意味は大きいし、 画質も問題ないどころかむしろ高画質な部類に入る。

それを踏まえた上でこれを実用しようという方は、 実際にご自分のレンズで十分にケラれのテストを行うことをお勧めする。 レンズの焦点距離の指標がどこまで正確かはわからないからだ。

また、 撮影時、 常にケラれない範囲内の焦点距離になっていることを意識していなければならない。 それでも私なら「ついうっかり」をやらかす自信がある^^; なお、 このレンズには12・15・18・20・24mmの位置に指標が書かれており、 18mmや20mmの目安とすることはできる。 これは結構重要だ。 いっそ18mmか20mmあたりにON/OFF可能なリミッターがあったら良かったのに。

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ご感想、アドバイス等、お気軽にどうぞ。

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