江ノ電散歩
久し振りに江ノ電の撮影に行きました。江ノ電だと、おおおそ鉄道写真というよりお散歩写真になってしまうのでこのタイトル。
過去の写真を見直してみると、江ノ電を撮りに行くのは4年振り。いつの間にか時間が流れてますねぇ…。
江ノ電の写真は「写真館」の「enoden-snap」もご覧ください。
今回は
s.kさんの企画で、一緒に写真を撮るのは初めてです。s.kさんには、かなり前にネットを通じてEOS20Dを譲っていただけることになり、その時お目にかかって以来、ここの掲示板などでお世話になっていました。
また、EOS5Dに買い換えてからは近所の散歩写真くらいしか撮っていなかった私にとっては、初めてのまともな撮影ということになります。それもあって、持って行く機材はちょっと悩みましたが、久し振りのまともな撮影ということで重いと途中でイヤになる可能性があったので(軟弱!)ズーム3本のみとしました。街中なので三脚もナシ。
集合は午前11時に鎌倉駅の江ノ電のホーム。そうすると家を9時頃には出なければならないので、普段不摂生な生活を送っている私としてはちゃんと起きられるか心配でありました…。が、当日はちゃんと起きて、池袋から湘南新宿ラインのグリーン車で鎌倉まで行きました。グリーン車なんて何年振りだろう…。今はホームにある機械でSuica(PasmoでもOK)にグリーン券情報を書き込み、着席時に自席の頭上にSuicaをタッチするとランプが赤から緑に変わる、という仕組みになっていました。いやぁ驚き驚き。
今回は、s.kさんに教えてもらった「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」を使いました。これは、フリー区間(大船から東海道線藤沢まで・大船から横須賀線鎌倉まで・江ノ電・湘南モノレール)では何度でも乗り降り自由、フリー区間までのJR往復込みで、普通に現地までのJRの往復の切符とほぼ同じ値段というお得なものです。それで「得した得した〜」と喜んでグリーン車に乗った、というのもあります^^;
ちなみにグリーン券の値段は事前に買うのと車内で買うので値段が違いますが、ここに罠があって、安いからと事前に買ってグリーン車に空席が無かったら諦めるしかないんですね。これじゃ、事前だと割安なのは当然、むしろ高い!という感じです。実際、私が乗った列車はほとんど満席でした。何とか1席見付けましたが、かなり混み合っていて快適度は大幅Downです。
ただ、次の新宿でかなりの人が降りたので、快適そうな席に移動することができました。この場合の扱いはどうなるのかと思いましたが、新しい席でSuicaで再度タッチすればOKみたいです。
…と、前置きが長くなりましたが、無事鎌倉に到着しました。10:58着というギリギリの列車で^^;
とりあえず次の江ノ電に乗り、機材談義などしながら、江ノ島駅で降りました。ここから腰越駅までは、江ノ電のハイライトとも言える併用軌道(路面電車みたいなものです)になっています。まずはここで撮影することにします。
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併用軌道の大カーブ…と言いたいところですが、実際は大したカーブではなかったりします。超広角だとこのように90度くらい曲がっているように見えますが、自分自身、昔撮った写真に騙されてました^^; |
江ノ電で唯一200mmクラスが欲しくなる場所。左の写真のカーブに差し掛かるところです。
クルマや人をからめて撮った方が面白いでしょう。 |
これも好きな画。女将さんは気さくな方で、快く撮影を許して頂きました。
ちなみにお店は「魚宇」さんです。「宣伝してね〜」って言われたので宣伝しときます(笑)
s.kさんはこのお店の注目商品、しめ鯖をちゃんと買っておられました。 |
さて、ここで、s.kさんが何かに反応しました。ハッ!酒の自販機!(笑)
初めてご一緒する方だとどのような撮影スタイルなのか存じないのでその辺りを気にしてしまうのですが、私はここで確信しました。
「私と似たようなものだ」
と(笑)
…いや、そんなことありませんよね…。きっと普段はもっと真面目に撮影されてるんでしょう。が、この時点で私は「いつも通りお気楽にグータラ撮影するぞ〜!」と開き直ったわけです(笑)
で、最近のお酒の自販機は免許証で年齢確認するんですね。Taspoならぬ酒カード(名前忘失)みたいなのでもいいみたいですが、そんなマイナーなもの持っているはずがありません。で、免許証を挿入すると「販売不可」。機械には私の写真が未成年に見えたのかなっ!仕方ないなっ!…ちなみにs.kさんの免許証でも結果は同じでした(笑)
仕方ないのでスーパーに入ってみると、アルコール類取り扱いナシ。それでも諦めず、腰越駅近くのコンビニまで行って缶ビールをゲット。店の前でグビグビとやりつつ(やる気なくてスイマセン^^;)、何かお腹が空いてきたので国道沿いの海鮮食堂へ(まだ30分位しか撮影してなかったと思う^^;)。来るときグリーン車で贅沢したので、私は一番安いマルアジの焼魚定食でガマン。でも結構美味しかったです。
さて、腰越から一駅だけ江ノ電に乗り、江ノ電が海辺を走る「ハイライト」とも言える区間へ向かうべく鎌倉高校前駅へ。普段は平日だと学生がいっぱいのこの駅も、春休みなので自分たちも含め観光の人だけでした。
しかし、ハイライトなどと言っておきながら何ですが、海と江ノ電をからめた綺麗な写真を撮るのは結構難しかったりします^^;
海側に国道が通っているので、どうしてもクルマが入ってしまうのですね。湘南らしくオープンカーやら色鮮やかなクルマばかり走っていれば画になりますが、当然そんなはずはないわけで。それで線路沿いをダラダラ歩いていると、以前撮影した公園が。あまりネタもないので、とりあえずその公園に行って、前回と同じく滑り台に登って見下ろすアングルで撮ってみることに。そして、当然ながら前と同じような写真が撮れました^^;
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公園の滑り台の上から。「大きいお友達」が登っても別に問題はないでしょう(笑)
でも子供が遊んでいたら当然ながら諦めましょうね…。 |
4年前の同じ場所。奇跡的にオープンカーが…。 |
その後も線路沿いを歩いていくと、線路は海から離れ住宅地の中へ。この辺りは並行する道と線路の間に柵などがありません。しかも線路の向こうにいきなりお店に続く階段があったりして、見る分にはなかなか面白い所です。ただ、ファインダーにばかり気を取られていると列車に接触したりし兼ねませんので、くれぐれもご注意を!(私はこういう場合は両目を開けたままファインダーを覗いたりします。)
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街中でのスナップと同じで、何を主役にして何を脇役として入れるか考えてみたり。画面が傾くと変化が生まれたり。…って、これはヘタレなせいで傾いただけなんですが(笑) |
色々なアングルを試してみる。列車の本数が多いので、遊んでいる余裕があって良いですね。ローカル線で変な工夫をすると終わってから泣けてくることも…。 |
鉄道の撮影というより、ほとんどスナップ撮影。実際、こういう鉄道と関係ないのも結構撮りました。 |
引き続きブラブラ歩いていると、七里ヶ浜駅近くまでやってきました。川に橋が架かっているので、珍しく鉄道写真らしいのを。
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珍しく王道っぽい写真。
橋はごく短いので縦位置で余計なものが入らないようにして撮影。 |
同じ橋の反対側から。もう広角に戻ってる^^; |
この後、タンコロ(江ノ電の昔の車両)が展示(放置?)されている鎌倉海浜公園に行くために、再度江ノ電に乗り由比ヶ浜駅へ。地図で見ると「鎌倉海浜公園」がそこら中に点在しているので注意…。私たちが行ったのは由比ヶ浜駅からちょっと歩いたところにある運動場です。で、肝心のタンコロは、哀れにも四方を檻に囲まれ囚われの身、外から写真を撮るのは困難です。なので写真はナシ。ちなみに車内に入ることもできますが、夕方には施錠されます。
で、軟弱な私はここでs.kさんに休憩を持ちかける(笑) そして、海辺のカフェに入りました。
ここが実はなかなかナイスな場所で、2階にある店内からは海を見下ろせます。そして夕方の砂浜には色んな人がやってきます。そういうのはスナップには最適なわけです(笑)
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海辺で青春してる高校生を盗…いや、遠くから写し止める |
みゅーじしゃん発見 |
夕暮れの砂浜で遊ぶ少年。海の向こうがセレブな感じ(多分逗子マリーナ辺り)。
「とうちゃん、あそこにはどんな人が住んでるの?」 |
駅に戻ると、もう日が暮れる頃でした。これ以上の撮影は難しいので今日はこれでおしまい。ふらふら歩いて思い付いたら撮る、まったり楽しい一日でした。
ところで、今回はタムロンSP17-35/2.8-4Diの出番が多かったのですが、ワイド端だと四隅にケラれが…。フードはちゃんとクリックストップするまでネジ込んであったので、保護フィルターのせいみたいです。確かに使っているのは薄型でもない安いやつ。薄型に替えなきゃな〜、でも高いんだよな〜…。格安で買ったレンズだけにこの投資には悩みます…。
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