「収穫」と言えば、 カメラマンならぬ機材マンならピンと来るだろうが、
「いい感じのブツが手に入った」ということである。
まずは、
タムロンSP AF20-40mm
F2.7-3.5(166D)に使える花形フード。
このレンズ、 興味本位で手に入れたものだが、
超広角から標準域近くの40mmまでをカバーし、 しかも40mmでもF3.5と明るいのが非常に使いやすく、
屋内を含むスナップ的な撮影では積極的に使いたいと思う、 私のツボにハマったレンズだ。 開放付近でもシャープなのもそういう用途に向いている。
ただ、 上記リンクのレンズレポートにも書いた通り、 このレンズの最大の欠点があまり逆光に強くない、
というかタムロンとは思えぬほど逆光に弱いこと。 私は不幸にもフード無しで手に入れたので、 このレンズのためのフードを探していたのだ。
このレンズの専用フードは3本爪バヨネット式の花形フードで、 流用できそうなものはあまり多くない。
とりあえずはジャンクで拾ってきた超広角用にしても非常に浅い3本爪バヨネットフードを装着していたのだが、 見た目もイケてないし^^;
効果も怪しい感じだった。
中野のジャンク館でフードを漁っていると、 広角用と思われる3本爪バヨネットの花形フードを見付けた。
トキナーのBH-774というフードで、 もちろんキッチリ気持ち良く装着というわけにはいかないが、 力を入れて回せばちゃんと規定位置で止まる。
爪の幅が違うので正確に指標の位置というわけではないが問題ないレベル。 これなら十分使える。
元がどんなレンズ用のフードなのかわからなかったのでケラレる可能性も十分あったが、
もしケラれたら削ればいい。 お値段は納得の\315。
|
フードとレンズの表面の仕上げが違うが全体的にはいい感じ。 |
帰る途中で試し撮りしたところ、特にケラレは発生していないようだった。
帰宅後に調べてみるとこのBH-774というフードはトキナー19-35mm F3.5-4.5用のもので、
指名で探せば結構手に入りそうである。 このレンズのフードをお探しでどうしても見付からない方はトキナーのBH-774をどうぞ。
なお、
外観変更モデルの266Dはフードの方式が2本爪バヨネットに変更されているのでこのフードは使えない。
しかし花形フードは2本爪の方が一般的なので代替品も見付けやすいと思う。 また、
より新しいレンズの方が最初からフード付きで入手できる可能性も高い。
中野に行ったのはもう一つ目的があって、
シグマ24mm F2.8
SUPER-WIDE IIでフードとプロテクター装着を両立するためにフードの取り付け方法に変な工夫をしているのだが、
リンク先にある方法で問題ないように思われたものが、 ある日フードによるケラれを発見してしまったのだ。
もうこれは、 トダ精光の「デジタルキング(笑) スーパースリムプロテクター」の2枚重ねにするしかない!
というわけで、 私の行動範囲では唯一取り扱っている中野で購入した。 「デジタルキング、 合体!」というわけである(笑)
ところが、 だ。
購入したフィルターを以前購入したものと比べてみると、 どうも新しい方が厚みが増している気がする。
並べて見ると… やっぱり新しい方が厚い。 同じ製品のはずなのだが…
パッケージを良く比較してみると…
|
左が以前購入したもの、 右が今回購入したもの。
確かにちゃんとパッケージは「3.0mm枠」から「3.5mm枠」に変更されている… |
要するに、 超薄枠が売りだったトダ精光のスーパースリム・プロテクターは、
ちょっとだけ厚く仕様が変更されたようなのだ。 えぇ〜〜〜??
…ただ、
元々通常のプロテクターの上にトダ精光のデジタルキング(笑)のガラスを抜いたものを重ねていた理由は、 デジタルキングだけだと薄すぎて、
フィルターネジ部を挟んで固定する構造のシグマ24mmのフードが落下する危険があったからだった。 同じように、
旧スーパースリム・プロテクターの上にフィルターやキャップを装着すると落下する危険があることを考えての仕様変更かもしれない。
その結果、 新しく買ったフィルターだけを無改造でレンズに装着し、 その上にフードを装着すれば、
問題なくしっかり固定されるようになった。 というわけでデジタルキング合体!の完成系は残念ながら解除となった(笑)
結果、 シグマ24mm F2.8のフード問題はこれで解決。 ケラレも発生していない。
以前買ったものは再びガラスをはめて、 いつか別のレンズに使おう…。
|