タムロン SP AF20-40mm F/2.7-3.5 Aspherical IF (166D)というレンズを手に入れた。
ワイド側は広くないが、広角ズームとしてはテレ端の焦点距離が40mmと長く、加えてそのときの解放F値が3.5と明るいのが特長。
このレンズは、後に外観変更モデルの266Dが発売された。 手に入れたのは初代のものである。 また、266Dの後継として発売されたSP
AF17-35mmF/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (A05)はレンズレポートにも載せているが、現在も愛用している。
そのタムロン17-35mmを含めF2.8-4やF3.5-4.5といった広角ズームはいくつも選択肢があるし、テレ端の焦点距離40mmに関してもキヤノンにはEF17-40mm F4L
USMがあるが、F4やそれより暗い標準域を使いたいかと言われると…
…と、そういう不満に応えてくれる唯一のレンズなのだ。
追記:他にシグマ20-40mm F2.8 EX DGがありましたね。 重さとデカさを我慢できるなら…。
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思ったより小さく、大口径標準ズームのような雰囲気。
デザインは同時期の他のタムロン製品と同じ雰囲気でノッペリ。('10/8/11 写真を挿し替えました) |
…なんて大層なことを書いているが、実は特別欲しくて手に入れたわけではない(笑)
一見便利そうだがそれほど欲しくはなかった理由は、最短撮影距離である。
超広角レンズとして考えた場合、最短撮影距離50cmというのは厳しい。
このレンズが出た頃は最短50cmというのは一般的だったようだが、私の使い方だと広角レンズは最短撮影距離が30cm程度でないと使いにくい。
ただ、今までに、このレンズがあったら便利だろうなぁと思った撮影シーンがあったのも事実。
主には屋内でのスナップで、広角側の広さは必要だし、テレ側でもある程度の明るさが必要という状況。
今回は、こういう特定の用途のためでもいいと思える値段だったので購入した。
少し試し撮りしたところでは、画質は馬鹿にできない。
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試し撮り、EOS5Dでワイド端・絞りF4。
画像をクリックすると原寸で開く。 |
絞り込んだ場合の画像中心部は17-35mmの方がシャープなようだが周辺は20-40mmの方が上、絞りが開き気味の場合は全体的に20-40mmの方がシャープな感じ。
広角側が20mmで良くてワイドマクロ的な使い方をしないのであれば、古いながらも今でも利用価値はありそう。
…先日の函館撮影旅行で「やはり機材より撮影」とか思ったのだが、どうしてもちょこちょこと機材を仕入れてしまう^^;
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レンズレポート タムロン SP
AF20-40mm F/2.7-3.5 Aspherical IF (166D/266D) |