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SP AF28-105mm F2.8と同じ3.5点としたが、
全体的な画質ではこちらの35-105mm F2.8の方が安定している。
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テレ寄りでの近接時を除けば絞り開放でも画質は安定しており、 画質の面では標準ズームとして普通に使えそうだ。
後継のSP AF28-105mm F2.8は画質のほかに大きさ・重さの問題もあり普通に標準ズームとして使うには難がある。
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ファインダーを覗くと驚くほどフレアっぽいことが何度かあったが、
そのまま絞り開放で撮っても普通に写っていた。
ファインダーの光学系との関係でそうなるのかもしれず、 とにかくそこまで極端な写りになることはない。
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大口径にも関わらず、 ワイド端からテレ端まで周辺光量の低下は目立たない。
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最短撮影距離は全域で1mと標準ズームとしては長く、 広角で被写体に寄って撮るような使い方はできない。
望遠側で被写体を大きく写す場合は、 最大撮影倍率が1:7.5 (0.13倍)なので、
35mmフィルムやフルサイズデジタル機の場合で幅27cmの範囲が画面いっぱいに写ることになる。
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最大径φ72mm×全長97mm、 重さは620gで、 後継の176D/276D
(28-105mm F2.8 最大径φ87mm×全長112mm 880g) に比べればかなり小さく軽い。
フィルター径も67mmで、 これも28-105mm
F2.8の82mmより大幅に小さい。
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発売されていたのはキヤノンEOS用・ニコンAF-D、ソニー・コニカミノルタAF(α)用で、
残念ながらペンタックス用は存在しない。
ただしAF用より先に同一光学系と思われるレンズ
SP 35-105mm F/2.8 Aspherical (65A) がアダプトール2仕様のMFレンズとして出ており、
アダプトール2の交換マウントが用意されているカメラであれば使用できる。
これにはペンタックスKマウントも含まれ、 マニュアルフォーカスにはなるが現在のペンタックスのカメラでも使用できる。
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中古で流通している数は極めて少ないようで、 狙って手に入れるのはなかなか難しい。