テレ端40mmでF3.5を実現した、比較的明るい超広角〜標準ズームレンズ。
テストに使用したのは166Dで、外観変更モデルの266Dも画質は実質同等と思われる。
メーカーの製品情報はこちら
(266Dはこちら)
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使用カメラ:EOS5D(フルサイズデジタル、1280万画素)
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注記が無い限り、カメラで撮影したJPEGをそのまま掲載
(縦位置の写真は無劣化回転を施している)
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注記が無い限り、撮影パラメータは標準設定
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画像の中央約2900×1900を切り出すとおおよそAPS-Cで写る範囲になる(約550万画素)
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周辺光量
周辺光量の低下はなだらかで、光量の低下自体はそれなりにあるのだが比較的目立ちにくい。
青空を写す場合でもワイド端F5.6、テレ端F4でほとんど気にならないレベルで、 更に1段絞ればほとんど完璧と言える。
※周辺光量の低下は青空などで最も目立ち、縮小画像では実際より大きく感じる。 |
歪曲
ちゃちゃっと撮ったので影やら何やら写っているが、そこは気にしないで…^^; |
逆光性能
逆光には強くなく、いとも簡単にゴーストが出る。
ただしコントラストの低下はあまりないので、全体として破綻するわけではない。
※サンプルは長辺1024ピクセルに縮小してある |
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(ワイド端 F2.8) |
反射でも油断はならない (ワイド端 F8) |
(ワイド端 F11) |
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20mm域 F5.6
しっかりしたコントラストで解像も良い |
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テレ端 絞り開放
Lレンズのようなコッテリした色。 |
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テレ端 絞り開放
屋内での手持ち撮影ではやはりテレ端F3.5という明るさがありがたい。 |
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テレ端 F8
壁面のタイルはEOS5Dでは解像し切れなくなっている。 |
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主観的画質評価
★★★★ 4 (5点満点)
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EOS5Dに装着。 F2.8通しには一歩及ばないとは言え、 標準ズームと大差ない大きさなのが良い。 |
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絞りが開放に近い場合のシャープさでは後継となるSP17-35mm F2.8-4 Di
(A05)より上で、絞り開放でも全く無難に使える。 ただし絞り込んだ場合の絶対的なシャープさではA05の方が優れている。
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タムロンのレンズ全般に言えることだが、 発色が良くコントラストも高いので出てきた画は見栄えがする。
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反面、 タムロンらしからぬ耐逆光の弱さは残念で、 これがなければ画質評価は総合的には後継のA05より高画質と言えたかもしれない。
入手するなら是非フード付きで。
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今でも十分通用する良好な画質に対して最短撮影距離の50cmはいかにも古く、 撮影スタイルによっては使いにくいと思われる。
この点では同じ焦点距離域を持つシグマ20-40mm F2.8 EX DG(最短撮影距離は30cm)に大きく譲る。
広角も撮れる標準レンズだと思えば悪くはないが。
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実際使ってみると、 この焦点距離域と明るさはレンズ1本で屋内も含めたスナップ撮影をするには重宝する。
一般的な標準ズームより少し大きい程度なので手軽な撮影にも向いている。
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166Dから266Dへの外観変更では、 フードが3本爪バヨネットから2本爪バヨネットに変更になっている。
このレンズのフードは花形フードであるため、 3方向でロックされる3本爪では斜めに装着してしまう危険がある。 2本爪への変更は地味だが明確な改良と言える。
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余談に近いが、 このレンズでの撮影画像のExifを見ると、 ワイド端で21mm、 テレ端で39mmとなる。
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