APS-Cデジタル専用標準単焦点レンズとして、比較的コンパクトでありながらF1.4の大口径を実現したレンズです。
標準レンズとしてはあまり大きいのも考え物ですし、大口径でないと単焦点のボケが十分楽しめません。その両方をクリアした数少ないレンズと言えます。
カメラ:EOS10D / EOS Kiss Digital
Digital Photo Professionalで現像(シャープネス:3)
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解像度 / 歪曲
絞り開放から中心部は非常にシャープですが、最周辺部は甘く、画像の四隅では像の乱れが見られます。
絞り込んでも中央部のシャープさは変わらず、多少絞ったくらいでは周辺の画質は落ち着いてきません。F5.6まで絞れば四隅以外は安定した画質になります。
歪みに関しては、標準単焦点としてはかなりの樽型の歪みが見られます。
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逆光性能
逆光には非常に強いようです。画像に太陽を入れてもゴーストやフレアはほとんど発生しないようです。
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F11
虹色の光彩が見られますがコントラストの低下などはありません。 |
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シグマ 30mm F1.4 EX DC (HSM)
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望遠風にも広角風にも撮れるのが標準レンズは万能レンズと言われる所以でしょう。 |
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この程度まで被写体を大きく入れても周辺画質の低さが気になることはありません。 |
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いとも簡単に背景をボカせるのはF1.4でこそのもの。 |
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絞り開放で周辺部の点光源のボケが円形でなくなるのがこのレンズの特徴。絞れば円形になります。 |
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標準レンズの万能レンズとしてのボケ量を求めるとF1.4は必須と感じます。
このレンズはデジタル一眼の標準域でF1.4の明るさを実現しつつ、何とか普通に使える値段・大きさ・重さにまとまっていると思います。
その点において唯一のデジタル一眼レフ用標準レンズと言えるものですので、28mm
F1.8や35mm F2といったレンズを検討されている方はこのレンズも検討する価値があると思います。
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周辺画質はあまり高くはありませんが、このレンズの正しい使い方は特定の被写体を主題として背景を大きくボカした表現にあると思います。
逆に、風景写真のように、絞り込んで周辺まで均質な画質を求める方にはおすすめしませんし、F1.4の明るさも必要ないでしょう。
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最短撮影距離の40cmは銀塩兼用の28mm、35mmと比較すると長めですが、
多くの50mm単焦点レンズの最短撮影距離は45cm程度です。 つまり、135フィルムやフルサイズデジタルでの50mm標準レンズ
に相当するものだと思えば、 40cmというのは必要十分と言えます。
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標準レンズとしての使い勝手については下記の関連記事もご参照下さい。
主観的画質評価
★★★★ 4 (5点満点)
シグマ 30mm F1.4 EX DC (HSM)
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