大口径標準ズームとしては軽量・コンパクトなシグマ 24-60mm F2.8 EX DGです。24mm〜の大口径標準ズームにこだわる方には気になるレンズでしょう。
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使用カメラ:EOS5D(フルサイズデジタル、1280万画素)
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注記が無い限り、カメラで撮影したJPEGをそのまま掲載しています。
(縦位置の写真は無劣化回転を施しています)
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同じく撮影パラメータは標準設定。
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APS-Cのカメラをお使いの方は、画像の中央約2900×1900を切り出すとおおよそAPS-Cで写る範囲になります(約550万画素)。
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周辺減光
追ってテストし、掲載する予定です。暫定的に30mm域での画像を掲載しておきます(曇天ですが)。 |
歪曲
ワイド端24mmでは陣笠タイプの歪みです。
35mmでほぼ歪みが無くなり、60mmでは糸巻き型ですが、気になる程ではありません。
あまり24mm域を使わない人でも、28mmでの歪曲の少なさのために24mm〜のレンズを使う意味はあります。 |
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28mmでテストし忘れたので作例画像を。陣笠タイプの歪みがまだ少し残っていますが、まず問題ないレベルになっています。 |
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逆光性能
あまり過酷な状況でのテストはしていませんが、良くありそうなシーンで問題になることは無いと思われます。最近のシグマのレンズは逆光にも強くなっているというのが定説のようです。
シグマのDGレンズには、フィルム時代のレンズのコーティング等を改良して主にデジタルでの逆光対策をしたものと、デジタル時代になってからデジタルに最適化して設計されたものがあり、当然ながら後者の方が有利です。このレンズは後者、デジタル時代になってから新しく設計されたレンズです。
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60mm F2.8
当然ながら中望遠と言うより標準レンズ的な描写。 |
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60mm F2.8
最短撮影距離はズーム全域で38cm。 |
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46mm F2.8
最大撮影倍率は1:5.8(約0.17倍)と数値上はあまり高くありませんが、使ってみるとかなり寄れます。 |
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60mm F2.8
開放からシャープな描写。
(「HONDA」の文字にピントを合わせています) |
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60mm F2.8
開放でも縄の質感などしっかりした描写。ピントはガラス製の浮きに合わせています。 |
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35mm F2.8 思った以上にシャープに写りました。 |
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33mm F2.8
最短撮影距離付近にて。これ以上は単焦点の領域。ズームレンズでは寄るだけ寄ってズームで構図を調整した方が楽ですね。 |
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24mm F5.6
広角とは言えフルサイズでは被写界深度はかなり浅いのでF5.6まで絞っています。 |
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デジタル時代のレンズらしく画質はシャープです。昔のシグマのレンズのように逆光に弱いということもなく、新しい世代のレンズであることを実感します。
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24-70mmの大口径標準ズームは大きく重いものが多く、シグマ製で715gと790g、キヤノン・ニコンの純正に至っては900gを超えて1kgに迫り、首から提げて歩くのは苦痛な重さです。その点このレンズは550gと圧倒的に軽く、常用する気になる重量です。
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また、シグマの24-70mm
F2.8はいずれもフィルター径が82mmで、他のレンズとのフィルターの共用がしにくくなっています。このレンズのフィルター径は77mmで、大口径望遠ズーム等とフィルターを共用できるのも使いやすい点です。私は角型フィルターシステムも含め77mmに統一しているので、これは
結構重要なポイントです。
主観的画質評価
★★★★ 4 (5点満点)
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