EOS創成期の古いレンズだが、 Lレンズ以外でズーム全域でF4という明るさが特長のレンズ。
当時はこのクラスのレンズが主力だったのであり、
現在同じ値段で手に入る廉価クラスのレンズより造りは良く、
AF時にフォーカスリングが回転しない等の配慮がなされている。 ズームは直進式。
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フルサイズデジタルでの簡易テスト
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使用カメラ:EOS5D (フルサイズデジタル、1280万画素)
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注記が無い限り、カメラで撮影したJPEGをそのまま掲載している
(縦位置の写真は無劣化回転を施している)
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同じく撮影パラメータは標準設定
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APS-Cデジタルをお使いの方は、画像の中央約2900×1900を切り出すとおおよそAPS-Cで写る範囲になる
(約550万画素)
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ちょびっとだけフルサイズでの作例
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絞り開放(F4) |
F5.6 |
70mm |
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135mm |
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210mm |
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主観的画質評価@フルサイズ
★★★★ 3.5 (5点満点)
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APS-Cデジタルでの作例、 評価は下の記事をご参考に。
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少なくともEOSにおいては、 EF70-200mm F4L USMや同IS
USMがある限り、 最高画質の200mm F4ズームではないことは確かだ。
ここを見ている方はそんなことはわかっているだろうけれど(笑)
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実用上は、 安価に手に入り、 ある程度コンパクトで、 210mm F4で撮影でき、
実写ではまずまずの画質であるということのメリットは大きい。 街中でのスナップや気軽な撮影には便利。
特に私は街中で白い筒を構えるのは好きではないので…。
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スペック上の最短撮影距離は1.2mだが、 距離表示には1.2mの下にこの時代のEFレンズではお馴染みの 「Macro」 ゾーンがあり、 もう少し寄れる。 実際の最短撮影距離はわからないが、 このゾーンを含めての最大撮影倍率がスペックにある0.24倍ということのようだ(実測した)。
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画質以外では、 全長が137.6mmと短いのはフィールド派には便利。 例えばEF70-200mm F4L USMの全長は172mmあり、 重さでは100g程度の差だが、
収納スペースに関しては200mm F2.8ズームと同じような専用スペースを確保する必要があった。 その点、 このレンズはカメラリュック等でも他の全長の短いレンズと同じように収納できるため、 レンズ交換時の取り回しも良い。
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APS-Cデジタルでの作例
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APS-Cでの実写によるインプレッション
以下は、 フルサイズで壁を撮る前の、 APS-Cでの実写画像を見ただけの時点でのインプレッションである。
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画質はEF50-200mm
F3.5-4.5をやや上回り、 絞り開放から写りはシャープ。 210mm域ではやや解像性能が低下するが、
実写では十分実用範囲内。
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廉価版の50/55-200mmよりテレ端で1絞り明るいのは当然大きな長所。
最近のデジタル一眼では感度設定だけはいくらでも上げられるが、
本当の意味での画質を考えると300mm相当辺りでF5.6というのは三脚が前提となる領域である。 ここでの1段の違いは大きい。 主観的画質評価@APS-C
★★★★ 4 (5点満点)
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