前日を津山線の撮影に変更してしまったため1日に短縮された、当初の目的である琴電の撮影。
私の場合、鉄道とはいえ風景的な写真が好きなので、沿線の景色は大事だ。
ローカル色が強い路線の方が好みの景色が増える。
琴電には本線とも言える琴平線、長尾線、前の2路線と今は線路が繋がっていない志度線の3路線があるが、必然的に後の2路線の優先順位が高くなる。
琴電のターミナルは瓦町駅。この駅から全ての路線に乗ることができる。
まずは所により海岸線を走る志度線に。
線路が分断されている志度線には渡り廊下を通って構内で乗り換えることができるが改札口からは200〜300m離れている。
運行本数は日中は30分に1本。
大抵、最初は何はともあれ終点まで乗ってみることから始まる。
終点の琴電志度。
いきなり駅前に植物と同化しつつある民家があり期待させてくれる(?)
しかし折り返しを待つ僅かな時間で駅の外を見る限りよくある田舎町といった感じで、それなりに人の気配があった。
折り返しの列車に乗り、見どころが集中していそうな房前(ふさざき)駅で下車。
電車から降りてきたお婆さんが迷うこともなく一直線にホーム脇の線路を渡っていく。
そういえばちょうど鉄道好きな国会議員が線路に立ち入って書類送検されたなんていうことが話題になっていた。
ローカル路線じゃ当たり前にやってる地元民がいて鉄道会社も見て見ぬフリだけど、警察が警戒している中で公人がやっちゃうとマズいことになる。
逆に、誰も見ておらず事故も起きなければ「無かったのと同じ」だ。
つまり人が集まる所には行かないに限る(ん?)。
…まずは、恐らく琴電と海が見えて人気スポットであろう公園へ。
樹木の茂り具合にもよるが「隙間から顔を出す所を頑張って狙って撮りました」的な雰囲気が強い。
車両はフェンスに被ってしまうが偶然性に期待してみたり。
もう1パターン、多少の緩さを出すために魚眼にスイッチ。
もう少し空模様がドラマチックであればそれらしい写真になったと思うのだがどうだろう。
小さいマイクロフォーサーズボディーとオリンパスのボディキャップ魚眼レンズ(BCL-0980)の組み合わせは、カラビナでベルトにぶら下げて持ち歩いても邪魔にならず便利。
魚眼はゲテモノ、使えるシーンが極めて少ないような印象を持っている人が多いかもしれないが、実は17mm相当位の超広角も被写体の歪み(いわゆる上すぼまり等)が大きいため同じ位シーンを選ぶように感じる。
それはさておき、次は大きくカーブしながら海岸線を通る場所へ。
方向的に常に逆光もしくは日陰というヲタ的撮り鉄には敬遠されそうな場所だが、私は車両の写り具合より構図や絵面を優先することが多い。
浜辺には防潮堤があり、防潮扉に「開けたら閉めろ」「事が起きてから閉めてる余裕なんてないぜ?」などの注意が書かれている。
なお一般人は開けるな、浜に出るなとも書かれてはいない。
ただし海側からは開閉できない構造なので浜にいる時に間違って閉められたら悲しいことになりそう。
まぁどこかには梯子等ありそうだし防潮堤の高さからしても大人なら何とかなるとは思うが。
思いのほか一つの箇所で何本も撮ったためこの時点で正午をかなり過ぎた時間になっていた。
帰りの足サンライズ瀬戸の出発は21時半だが、日が短くなっているので志度線の撮影は切り上げて長尾線に向かうことにした。
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