作例写真家らしい当たり障りのない一枚(笑)
清里にある吐竜の滝(どりゅうのたき)は、
さほど水量は多くないが風流だった。
水流の周りに緑が多く美しい。
吐竜の滝はこの写真のような水の条がいくつか横に連なっている。
今回の目的は観光で三脚も持っていなかったので、 滝の撮り方は限定される。
というか、 長時間露光ができないとなると高速シャッターで水を止めるしか思い付かなかった。
上の写真はISO1600相当まで感度を上げ、 シャッター速度1/800で撮った。
この日は、
10年ほど前に一度お世話になったことがある富士見高原のペンションに宿泊。
確かにマスターはこんな感じの人だったな、 10年前はすごく大きな犬を飼っていたな、 なんてことを思い出しつつ、 快適な一晩を過ごした。
なお、 今はインコを飼っていて、 犬と同じ名前で3代目だそうだ。
2代目はハムスターだったとか。 ずいぶん小さくなったものだ^^;
翌日は車山高原・霧降高原を経由して美ヶ原に向かった。
車山高原の見晴らしの良い駐車場より。
美ヶ原と言えば美ヶ原高原美術館で有名。
箱根の彫刻の森美術館と併せて、 深夜テレビのCMと言えばこれだったな。
美ヶ原高原美術館に着くとやがてどんどん霧が出てきて、
霧に包まれてしまった。
写真的には、 晴天でただ屋外彫刻があるがままに撮るより面白かったが。
やがて雷雲が接近、 雷鳴が轟き、 雨も強くなってきた。
場内でも今後の情報に注意するようアナウンスが流れる。
私たちは降りが弱くなった隙に入り口付近のレストランに避難することに成功。
(場内の建物内では座る場所もないので、 天候の様子を見るにしてもレストランまで戻っておいた方が良いという判断。
おかげで紅茶とケーキを頂きながらのんびり待つことができた。)
美ヶ原から山を下りていくと雨は止み、 わずかながら青空も顔を見せた。
来る時は駐車場が混雑していて通過した八島ヶ原湿原の駐車場は、 天候が悪くなったこともあってか午前中の混雑が嘘のように空いていた。
湿原の木道のわきに咲いたオニユリ。
雨上がりは、 晴天とは違った景色を見せてくれる。
夏休みだしUターンラッシュと同方向になるので覚悟はしていたが、
帰りは名高い小仏トンネルを先頭に30km渋滞。
最近何でもネーミングライツの対象になっているが、 必ず交通情報で名前が呼ばれる渋滞スポットも命名権を販売したらどうだろう。
大和バス停とか守谷パーキングエリアとか。
「あきおふぉと小仏トンネルで先程発生した車4台がからむ事故の影響で・・・」
・・・やっぱダメか^^;
カメラについて。
今回(も) 持って行ったのはEOS5DとタムロンSP
AF24-135mm F3.5-5.6 (190D) だけ。
フルサイズで24〜135mmというズーム域は非常に便利。
このレンズは手ブレ補正などの気の利いた仕組みはないが、 フルサイズ機の高感度耐性があれば日中なら大抵の写真は撮れる。
もちろん上の写真は全部この組み合わせで撮ったもの。
が、 この組み合わせにも、 旅行用としては難点がないわけではない。
それはフルサイズボディの大きさでもフルサイズ用レンズの重さでもなく 「内蔵フラッシュが無いこと」。
人物を入れた記念写真ではフラッシュは必須と言えると思う。
そのために普段使い慣れないAPS-Cボディにするというのも不毛だし…
なのでわざわざサンパックのRD2000という小型のクリップオンストロボを持ち歩いているのだが、
装着したままではバッグに仕舞いにくいとか、 お気軽撮影では不便な点もある。
よし、
キヤノンからフラッシュ内蔵のフルサイズ機が出たら買い換えよう。
EOS5D MarkIIIで実現されていないので、 少なくともあと数年はボディを買い換えない言い訳ができた(笑)