本日の(略) ・・・・・・実際は先日だけれど。
|
タムロンSP90mm F/2.8 Macro 1:1
(172E)。
しかし何度見てもこの頃のタムロン製レンズは高級感溢れて仕方ない外装だ。
20年位前の変速付き自転車(小学生向け)や高機能ラジカセ(中学生向け)みたいなイメージだ。 色も当時のガキ (自分だ…) が好きそうなガンメタでキマリ!(笑) |
実は、 フルサイズにして以来マクロレンズを持っていなかった。
ほとんどマクロ撮影しないから持たずに済んでいたわけだが、 やっぱり多分今後もあんまりマクロ撮影することはない(笑)
(あるとしたら作品ぽいものの撮影ではなく他の趣味や業務用途かな…)
なのになぜ買うのか?
そこに格安中古があるからだ!
タムロンの90mm F2.8マクロは72Eが最初。 EOS用の場合、
AFレンズでありながらフォーカスリングを前後にカチっと切り替えることですぐにMFに切り替え可能な機構を搭載したのが特長だったのだと思う(もちろん画質の評価も非常に高かった)。
加えてフォーカスリングの感触は非常に良く、 ヌメヌメとスムーズに回る。
しかしせっかくのこの機構も実はイマイチな点があり、 フォーカスリングの前後切り替えとは別に、
レンズの(ニコンや他のマウントではボディの?) AF/MF切り替えスイッチも切り替える必要があった。
思うに、 AF時に幅広なフォーカスリングが回転しないようにするための機構といった感じだったのだろう。
それが、 マイナーチェンジ版の172Eで解決された。 変わったのは、
フォーカスリングの前後移動がAF/MF切り替えスイッチも兼ねるようになった点。
これによってフォーカスリングの前後切り替えだけでAF/MFが完全に切り替えられるようになったのだ。 これによって、
フルタイムMFほどではないが非常に便利な機構となった。
(ただしこれはキヤノン・ニコン用だけで、 それ以外は旧製品同様ボディ側でのAF/MF切り替えが必要。
これは後述の現行モデル272Eでも同じ)
トキナーの「ワンタッチフォーカスクラッチ機構」も同じものだったと思う。
一時シグマがやっていた「DF」(Dual Focus)は初代と同じ 「AF時にリングが回りませんよ」機構で、 別にAF/MF切り替え操作が必要。
そして、 172Eからコーティングと外観変更して現行の272E(Di MACRO
1:1)に至っている。
比較記事によると172Eと272Eで肝心の耐逆光性能はほとんど変わっていないようなので、
事実上今回購入した172Eは現行モデルと何ら変わらないのだ。
ただし、 死ぬほどダサい外見は272Eから今のタムロン風のものに変わった。
現行のタムロンのレンズの見た目に特別高級感があるとは思わないが、 20年前のラジカセよりはかっこいい(笑)
というわけで、 現行製品とほとんど同性能・同機能なので、
「タムロン90/2.8マクロ買うなら172E」とずっと思っていたのだ。 タムロン90mmマクロなら、 値段が安ければ172Eがお買い得。
ただしニコン入門機を使っている場合、 最新モデル(272EN
II)でないとレンズにAF用モーターを内蔵していないという別の問題があるのは痛いが。
逆にαやペンタックスの人は初代72Eから現行まで何も機能が変わっていない(AF/MFワンタッチ切り替えができない)ので、
実用性能だけ考えれば初代72Eで十分なんではないかとも思う。
唯一、 旧モデルと現行でかなり違う外見を重視する人は…
そもそも「外見も性能」と考える人にはタムロン製品はお勧めしにくい(笑)
|