…そんなわけで、サクっとDCCを導入。
コンピューター制御が前提なら、「プログラマー」と呼ばれる、PCからコマンドを送ってそれをDCCの信号に変換するようなもの?でも多分事足りるのだが、
ごく普通のDCCを知っておくのも意味があるだろう(とか言うほど大層なことじゃないけど^^;)
ということもあってKATOのD101(基本セット)を選択。
これだけで完結していてわかりやすくコンパクトだし、日本語マニュアルも付属しているしで、とりあえずDCCを試すには一番敷居が低いはず。
車両側のデコーダーは、組み込む車両がKATOのキハ20なので(なにしろそれしか車両を持っていない(笑))、
定石では汎用的なデコーダーを取り付けることになる。
が、今回はあえて電車形動力車用の「EM13」にした。 これはKATOの「DCCフレンドリー」な車両にワンタッチで組み込めるタイプのデコーダーで、
「電車形動力車用」というのは、純粋にモーターの制御だけで前照灯等の制御に対応していないということ。
「DCCフレンドリー」な車両とは、ハンダ付け…場合によっては車両の分解すらせずに…デコーダーを差し込むだけでDCC対応になる製品のこと。
が、そもそもKATOのキハ20は前照灯も室内灯も取り付けられない、非常に古いタイプの製品である。
ということは、電車の中間電動車用のデコーダーでモーターだけ制御できれば機能的には十分なのだ。
そうなると接続すべきものは「集電板-デコーダの線路端子」と「デコーダのモーター端子-モーター」それぞれ2本の4本だけ。
EM13の基板にはそれぞれの端子のパターンが大きくプリントされているので、結構簡単に作業できた。
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DCCコマンドステーションDCS50Kとデコーダーを搭載したKATOキハ20。
何となくキハユニを連結しているが、このキハユニには動力もライトも無いのでDCC的には「無いのと同じ」。
本題とは関係ないが、こうやって見るとやっぱりKATOのキハ20系列は造りが寂しいなぁ。 窓サッシに銀でも差してやったらだいぶ
違うかな? |
さて、DCC機器の購入にあたって、初めて「ホビーセンターカトー
東京」に足を運んだ。 子供の頃KATOのカタログを見ていて、「こんな夢のような所があるのか!」と思った「聖地」である^^;
実はデコーダーにEM13を選んだのは、ホビーセンターカトーの店員さんの薦めによるものだ。
「DCCフレンドリーじゃない車両に使えるデコーダーで一番シンプルなのってどれですか?」
と尋ねたら、普通にDigitraxの汎用タイプのデコーダーを紹介してくれたが、話しているうちに
「余談ですが、ご自分で配線等ができる方はコレでも十分なんですけどね」
と、EM13を紹介してくれた。 聞いてもいないのにお店の人が色々教えてくれるって、趣味的にはとても楽しい。
困ったことがあっても泣き付けば助けてもらえそうだし(笑)
それこそ余談だが、店員氏の
「参考までに教えて頂きたいのですが、DCCに興味を持たれたきっかけは何ですか? 例えば運転会とか…」
という質問に
「いやぁ〜、実はあんまり鉄道模型には関心がなくて、電子工作とかPC制御の方に興味があるので、そっち方面でのお遊びで^^;」と答えたらちょっと困った顔をしていた^^;
それでもしっかり、奥から「プログラマー」と呼ばれる機器を持ってきて、「コレを使えばUSB接続でPC制御ができますよ」とアドバイスしてくれた。
値段は1万円程度で、PCとシリアル接続するための「MS100
コンピュータ インターフェイス」よりは高いが、別途USBシリアルポートを購入する必要がないことを考えれば高くはない。
同じような機器は他にもあるが、ホビーセンターカトーで扱っていれば入手性も良いので、教えてもらって大変助かった。
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