予定通り函館に行ってきた。
同時に、久し振りに寝台列車に乗った。 やっぱり寝台列車での旅というのはいいものである。
出発前から到着後まで暇つぶしにパチパチ写真を撮ったので日記として載せることにした。
なお、「日記として」というのが重要で、「ここは日記なので本当に大した写真はありませんよ!」ということである^^; 便利な言い訳だ(笑)
さて、「あけぼの」の上野発車は21:15。 20:50頃入線ということなので、20:30に上野へ。
入線まではすることもないので、入線するところがうまく撮れそうなポジションで待つ。
宿泊道具とカメラでバッグ2個というのは重さがしんどいなぁ…。
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「寝台特急」という表示を見ただけでわくわくしちゃいますね(笑) この表示も今となっては貴重。 |
やがて推進運転で「あけぼの」が入線。
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上野名物、推進回送(バックで入線)。
寝台列車は、鉄ちゃんは当然として子供からおばちゃんまで幅広い人気。 |
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渡り板の上に置かれた謎の箱。
なぜか「起爆装置、設置完了」という言葉が頭に浮かぶ(笑) 実際は取り外していたようですが。 |
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長岡まではコイツが引っ張る。
個人的にはEF64というと中央本線で貨物を曳いているイメージなので違和感が。 |
暫く写真を撮ってから車内に乗り込む。 ほぼ満席。
私のベッドがあるボックスは全員が一人での旅。
以前「北斗星」に乗った時は、同じボックスのおっちゃん(当時の私はまだオッサンではなかったのだ(笑))と仲良くなってほとんど一晩中飲んでいたのだが、ロビーカー等がない「あけぼの」ではそういうことができないのはちょっと残念。
さて、少なくとも同じ車両の乗客は、乗り慣れていそうな年配の人や鉄寄りの人(私もだが(笑))と思われる人が大半。
そういう人々は寝台列車内でのマナーを心得ているからなのか、車内は30人以上が乗っているとは思えないほど静か。
唯一、1ボックス占有していたおっちゃん達はしばらくは飲んでいたようだが、早々に寝てしまった。
さて、翌日は昼には函館に着いて半日撮影なので、ある程度寝ておかないとキツイ。 とりあえず寝台に横になって目を閉じる。
ところで、ご存じの方には当然だろうが、B寝台のベッドは進路と直角になっている。 そして、一定速度で走っている列車は前後ではなく左右に揺れる。
つまり、B寝台に横たわると、体の上下…頭と足の方向にシェイクされる。 …やっぱり寝るためのものじゃないよ、これ^^;
旧来のA寝台や、「あけぼの」のB寝台個室(ソロ)もベッドは線路と同じ方向なので、寝るにはその方がいいというのはJRもわかってるんだろうな…。
というわけで、すぐには寝られそうにもないので、もう誰もいない通路の腰掛けを引き出して一杯やりながら、読書したり時折外の闇に目を凝らしたり。
うーん、寝台列車はこれがいいんだよねぇ。 すぐにぐっすり眠っちゃったらわざわざ乗る意味ないし。
くつろぎ度は低いかもしれないけど、旅を楽しむならやっぱり個室より解放寝台だよなぁ。 (出発前、何とか個室を取ろうとしていたのは内緒である^^;)
ただ、列車の両端は男子禁制「レディースごろんとシート」と発電・荷物車なので、男性は過ぎ去っていく景色も機関車も見ることができないのが残念。
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眠れないというのももはや定番。 |
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長岡で今まで引っ張ってきたEF64とお別れ。 |
暫くそうやって過ごしてからベッドに戻ってウトウトし始めた頃、駅に停車。 最初の降車扱いをする村上か?(上段から動かなかったので想像) となると時刻は3:20頃のはず。
なんて考えながら、いつの間にか眠りに落ちたようだ。
子供の頃初めて寝台列車に乗った時は興奮して一睡もした覚えがないのだが、何だかんだ言って寝台列車でも寝られるようになったことには歳を感じる(笑)
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「♪チャララララララン!ラン!ラン!ラン!♪ おはようございます。 列車は間もなく秋田に到着します」
と大音量のアナウンスで叩き起こされる^^; 上段はスピーカーが近いだけに結構強烈…。
前夜の放送によると秋田到着の20分前までアナウンスは控えるということだったので6:25頃ということか。 うーん、もっと寝たかったなぁ…。
目覚めてしまったので寝台から降りて外を見ていると秋田駅に到着。 ホームには大勢の人が並んでいる。 この後に来る列車でも待っているのだろうか。
…違った。 下りの「あけぼの」は秋田から先は立席特急券で乗車できるのだが、この列車を待っていた人々だった。 ドアが開くとゾロゾロと乗車。
秋田から青森への朝一番の列車なのだろうか。
「立席特急券でご乗車の方は4号車の空いている場所をご利用ください」とのアナウンス。
そういえば前夜に隣の4号車を覗いてみたら、私の車両は満席にも関わらず、4号車には全く人の気配がなかった。 このために空けてあると考えるのが自然だろう。
沢山人は乗ったが、みんな4号車に乗ったので私のいる車両は静か。 まだ眠かったので再び寝ることにした。 多くの人が起きている時間帯でも上段だと枕元を人が通るようなことはないので
、考えようによっては下段より落ち着ける。 …と思ったのだが、これは誤算であった^^;
秋田から先は結構頻繁に駅に停車するのだが、当然ながらその都度アナウンス^^; とにかくスピーカーが近いので耳栓でも防げない…。
とか言いつつもこの後も断続的ながら結構寝たのだが(笑)
秋田に着く前に目覚めた時は忘れていたが、いつの間にか下段の人は二人ともいなくなっていたので、下段に腰掛けて車窓を眺める。
駅到着後のアナウンスが「3号車・4号車の空いている場所を…」に変わっていて、私が乗っている3号車にも途中から乗車してきたとおぼしき人の顔がちらほら。
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辺りはすっかり田園風景。
梅雨だから仕方ないがかなりどんよりした天気。 |
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弘前停車。
隣のホームには五能線直通と思われる気動車。
いちいち車内のハシゴが写っているのは、ただ窓から外を撮ってもツマランという悪あがき(笑) |
そうこうしているうちに終点の青森に到着。
函館までの第一段階、寝台特急「あけぼの」での13時間の旅は終わり。
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いつの間にかいい天気。 |
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回送のためのDE10と連結。
コアな鉄ではない(はず^^;)私だが、なぜかこのDE10というディーゼル機関車には「萌える」のだ。
実力派だが華がないってところが好きなのかな^^; |
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個人的な趣味により更に載せます(笑) |
この後、1時間半後の「スーパー白鳥」で函館に向かった。
他にネタがなければ次回に続く(笑)
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