自身最初のデジタル一眼レフであるEOS
D30を使っている頃からバッテリーグリップはいつも気になるアクセサリーだった。
しかし、撮れる写真が変わるわけでなし、 ついつい後回しになり、結局、D30→10D→20D→5Dと買い換える間にも一度も手にすることはなかった。
結構高い上にボディを買い換えると使えなくなる可能性が高いというのも理由の一つ。
しかし、先日フラっとカメラ屋に寄ったら、それなりに安い値段でEOS5DのバッテリーグリップBG-E4が置いてあったので購入。 私は横位置より縦位置で撮ることの方が多い
ので、バッテリーグリップ=縦位置グリップがあった方が便利なのは確実。 シャッター速度が限界に近い状態での手持ち撮影でも成功率が高まるだろう。
逆に、バッテリーが2本入って長時間連続撮影できることは私にとってはほとんど意味はない。
|
すごく・・・大きいです・・・ |
EOS1D系を使っている人は常にこの状態なわけだが、当然ながらEOS5Dにグリップを装着したところで、デカさや重さは同等になっても、EOS1D系の性能が手に入るわけでも防塵防滴になるわけでもないのだ^^;
メーカーのスペックではBG-E4の重量は380g。
…グリップだけで軽めの標準ズームや中望遠の単焦点レンズと同じ位の重さなんだから、重いと感じるのも当然である…。
これを付けたボディをずっと持ち運ぶ位なら、横位置より多少は窮屈な構え方になっても普通に縦に構えて撮った方が遙かにラクだ…。
というわけで、買う前に考えれば良かったのだが、重いというだけで常用レンズから大口径ズームを一掃してしまう私のような軟弱な人間には絶対に向かないアイテムだろう^^;
しかし、グリップ自体の重さもあるが、更にグリップ内にバッテリーが入って重心が下がるせいか、横位置で使ってもブレにくい感じがした。
もちろん縦位置でも安定性が高いのは言うまでもない。
というか、バッテリーを外せば空間的にはスカスカなバッテリーグリップがこれほど重いのは、もしかしたら意図的にウェイトを入れているのかもしれない。
もしそうならそれを取り外したいが(笑)
何だかんだ言っても、長距離を歩いたりすることもなく縦位置が多い人物撮影などではやはり便利だろうと思う。
私は普段はそういう写真はほとんど撮らないけれど、数少ない例外が結婚式。
普段から縦位置が多いのだから、こういった撮影では八割方縦位置で撮っているはず(数えてはいないけど)。
付属のホルダーを使えば単3型電池でボディを駆動できるというのも、予備電池を持っている可能性が高いストロボを使った撮影時にこそ意味がありそうな気がした。
たまに単3電池駆動の方がイザという時のバッテリーの入手性が…って言う人がいるけど、主に風景を撮る人なんかにはあまり大きなメリットではないと思う。
山の上なんかでは、専用リチウムイオンは当然だが単3電池だって手に入らない。
そのリスクに備えるならバッテリーの形式に拘るより専用電池を1本余分に持つ方が遙かに賢明である。
というわけで私にとっては披露宴専用アイテムということになった^^; 使ってみたいから誰か結婚して!(笑)
なぜか私の周りには独身男性が多いのだ…。