トキナーAT-X17(AF17mm F3.5)が壊れてしまいました。
このレンズはAF時にフォーカスリングが回るのですが、AF状態でフォーカスリングに無理な力を掛けたら(掛けるなよ^^;)、その後AFに設定してもフォーカスリングがスカスカ動くようになってしまいました。
もちろん、AF時にフォーカスリングが回るレンズでAF時にリングに力を掛けるのは御法度ですので私が悪いのです。
このレンズは光学系に一切触れずに鏡筒を外すことができるのでフォーカス機構に関係ありそうな所を覗いてみると、プラスチック製のギアが欠けていました。
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矢印の箇所のギアの歯が欠けた。 (どうでもいい撮影情報は、EOS5D+EF50/1.4+中間リング12mmの最近接あたり。ちょっとしたマクロ撮影なら十分使えますね。 オフカメラシューコードで真横やや手前からフラッシュを照射。) |
ギアボックスの分解ができて問題のギアさえあれば簡単に直りそうなのになぁ〜。 それか、リペア剤の類で何とかできないこともなさそうな…。
以前にも書きましたが、PROでないAT-X17はメーカー修理不可リストに載っていますし、修理可能なAT-X17PROではフォーカス関連の機構が変更されているので部品流用で修理してくれる可能性は無いと思った方が良さそう。
なお、このギアはAF用モーターの回転をレンズユニットに伝達するものなので、MFには何の問題もありません。
元々私のEOS5Dとの組み合わせでは激しく後ピンで事実上MF専用でしたから何も変わらないと言ってしまえばその通り。
でも、そもそもピントズレのせいでMF専用ということ自体がちょっと残念だったので… 同じレンズをもう1本調達してしまいました^^;
今度は外見もボロでない綺麗なものです。 元のはMF専用ということでジャンク扱いで安く放流するか、部品取りとして保管しておくか…。
でもきっと、保管しておくと新しいのは壊れないんだろうな…。
ちなみにこのレンズ、私の所有レンズの中で同じ17mmをカバーしているタムロン17-35mm
F2.8-4Di(A05)と比較した時の優劣では、
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シャープさ…トキナー17mm
トキナーは特殊低分散の類のレンズを使っていないので周辺の色収差はタムロンの方が優秀ですが、i色収差自体に注目するのでなければ(=単純にシャープネスの阻害要因という意味では)大した問題ではありません。
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周辺光量…トキナー17mm
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逆光性能…タムロン17-35mm
タムロンは驚くほど逆光に強いので当然か
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携帯性…もちろんトキナー17mm
重さは実はタムロンも大差ないんですが、17-35mmクラスのズームはフードやフード取り付け部が大きいんですよね…。
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総合評価…引き分け
といった感じ。
まぁ、画質云々よりも「ポケットに入る超広角」というだけで私は大きな魅力を感じてしまいます。 もちろん胸ポケットには入りませんよ、念のため(笑)
何しろEOSで使える単焦点は、TS-Eを除けば14mmと20mmの間はこのレンズが無ければ空白なのです。 …TS-E、あったら面白そうだな(ぉぃ
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