うちの近所に、「前野原温泉
さやの湯処」という温泉施設があります。
最近は東京都内でも温泉施設は珍しくありませんが、何かここは居心地がいいんですよね〜。…いや、都内の他の温泉施設には行ったこと無いんですが(笑)
利用料は平日\800、休日\1,000(いずれも大人)と、風呂代と考えると安くはないんですが、それ以外は板橋区的と言うか^^;
食事もファミレスより安いですし(例:たぬきorきつねうどん\550、親子丼
味噌汁・お新香付き\750)、混んでいることはありません。休憩所(「うたたね処」と称する畳だけの部屋)では何時間でもぐーたらしていられますし、これまた混んでいないので居心地がいいのです。一応5時間だったかの時間制限はありますが、熟睡でもしない限り5時間いることの方が困難かと^^;
最近は、家から保温容器に入れたワインとかを持って行って、風呂→食事→ごろ寝しながらワイン飲む→体が冷えたら最後にもうひと風呂、なんていう極楽を味わっています。儲け主義的な小うるさいことは何も言わず、しかし施設は新しく綺麗で、従業員さんは礼儀正しく、清掃も行き届いています。
私は温泉に詳しいわけではありませんが、それなりに温泉がちゃんとしているからこそ行くというのもあります。お湯は褐色の強塩泉(とかって書いてあった^^;)で植物性の堆積物(と私の想像では思われる^^;)匂いがあり、東京のそこら中にある(って温泉マニアの某氏が言ってた^^;)黒湯とは一線を画します。どこかの温泉地に行ってこのお湯だったら納得してしまいそうな感じ。
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風呂場は撮影禁止なので、さやの湯処の庭園(箱庭?)。新しい施設なので「作られた感」はありますが、館内も含めて結構贅沢に土地を使ってる感じですねぇ。露天風呂にも木が植えられていたりと結構行き届いてます。ちなみに最近、脱衣所の「カメラ等はご遠慮ください」表示が無くなったけど撮っていいのかな?まぁ、誰もいないということは滅多にないので撮る機会も無いとは思いますが。
(EOS Kiss Digital N、EF24mm F2.8、ISO1600手持ち) |
ただし、屋内のお風呂はまさに「スーパー銭湯!」という感じで、各種ジェットバス等色んな浴槽がありますが、塩素臭で鼻が曲がりそうです。温泉目当てならスルーして露天風呂に行くのが吉。屋外にも何種類か浴槽がありますがいずれもこの地で沸いているお湯を使ったものです。中でも「源泉浴槽」は名前の通り源泉のままで、季節によって加温はするようですが水は加えず、掛け流しになっています。実際、他の浴槽よりかなりお湯が濃く、色も濃く、かなりしょっぱいです。基本的に私はこの浴槽をメインに利用しています。
あと、週替わりで薬草とよもぎになる薬草蒸風炉は暑過ぎない温度で、サウナが好きでない私でも毎回入ります。薬草の効果で体内から色んな毒素が出ていくような「気になります」。風呂上りには喫煙処に直行して抜けた分の毒を補充するのですが(笑)
そんなわけで、7月の終わりに「当分持つだろう」と思って回数カード(11回で10回分の値段、休日も平日料金でOK)を買ったのですが、ちょうど3ヶ月で使い切りました。まぁ、面倒くさがりの私がここまで通ったのは「家の風呂が沸くまで待つより歩いて行った方が早い」という立地条件も大きいのですが(笑)
ちなみに、前述の通りここのお湯はかなり塩分が強く、前出の某氏によると海に近くないのに塩分が強いというのは珍しいとのこと。確かに。昔海底だった地層とかが地下深くにあるんでしょうか。とにかく、海のない板橋区でも合戦の際には敵に塩を送ってもらわなくても生き延びられそうです(違)
…で、そのおかげで、ここのお湯はすごく体が温まります。そしてそれ以上に、風呂上りの保温効果がものすごく高いです。肌寒い季節には何ともありがたいのですが、夏場は下手をすると地獄を見ます(笑)
私は、夏場に源泉で長湯した後洗い流さずに帰宅したら、数時間後に床に就いてからも体がポカポカして、いや、もう体中が火照るという感じでなかなか眠れませんでした。夏場に行かれる際は要注意…私はそれ以来、夏場は軽く体を流してから出ることにしました。
冬は体がポカポカして心安らぐ反面、夏場はイライラするという諸刃の剣。
ちなみにここ、平日でも結構来場者は多く、都内にしては広い駐車場も夜はいつも満車に近い状態です。なのに駐車場待ちは滅多に無いという絶妙なところが不思議ではありますが。館内も別に人が多い感じはしないのがナイスです。飲食店などもそうですが、板橋区には「待つ」「混む」という概念は無いのであります(笑)
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