コクワガタ
5月末に採集したメス2匹(片方はかなりくたびれた恐らく越冬個体)を個別に産卵セットで飼育。産卵木は2本ずつ、計4本。
約1ヶ月でメスを産卵セットから取り出し、その後更に1ヵ月後に産卵木から割り出しを試みました。
結果は、前にも書きましたが、1匹目(越冬個体)の産卵セットからはコメツキが3匹^^;と卵が数個。
もう1匹の方からは、後述の理由で産卵木1本しか割っていませんが、幼虫1匹(1匹は取り出し作業中に死亡…)と、またもや卵数個。
で、卵合計8個ほどというかなり寂しい状況でしたが、8月10日現在までに孵化したのは、更に寂しく3匹。うち1匹は、またまた取り扱いを誤り死亡^^;
残りは、1個を除いては腐ったりカビたりしてしまったので、孵化は期待できません。というわけで、現在は幼虫3匹のみという「恐ろしく駄目駄目な状態」です…。失敗の原因は、
と考えられます。
そんなわけで、2匹目の2本目の産卵木は、もっと待ってから確実に多少成長した幼虫を取り出すことにしようと、そのまま置いてあるのです。コクワガタの場合、孵化直後は体長5mmにも満たない小ささですので、産卵木から取り出す際に見落としたり、つぶしてしまう確率が高いと思われますので。
人工孵化させた時に写真を撮っておきました(イモムシ注意!)。超久し振りにタムロン90mmマクロを使いました^^;
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ふ化したての真っ白いコクワガタの幼虫。体長は5mm未満。 |
数時間で色が付いてきます。 |
コクワガタの産卵から幼虫飼育は簡単で多数の幼虫が採れると聞いていたので、残りのメスたちはオスとの雑居房に産卵木を入れて「産みたきゃ適当に産んでください」状態にしてあります。それでも産卵している気配があります。
が、ここまでの実績を考えると、こいつらももう少しちゃんと扱って産卵させないとならないかもしれません。
カブトムシ
今年からカブト・クワガタの幼虫飼育に挑戦する私には、何となく一番簡単そうなので、6月の終わりに採ってきた成虫を飼っています。カブトの幼虫は最後にはかなり大きくなり、エサ(腐葉土等)も大量消費するようなので、あまり数が増えないようにオス1匹、メス2匹だけの飼育です。特に隔離などはせず、中型のプラスチックケースにオス1匹・メス2匹の同居です。
カブトムシの場合、マット(腐葉土などの土のようなもの)に産卵するので、成虫がマットに潜った時に卵を潰してしまう危険が高いのです。卵はかなり柔らかく、実際、下手に卵扱い用のスプーンが卵に当たってしまったりするとアウトです(やったんかい!)。なので、卵の状態での取り出しが基本のようです。
飼い始めて1ヶ月ほどで、卵の取り出しをやりました。ケースをひっくり返してマットを新聞紙(私の場合は\100ショップで買ったブルーシート)などの上に広げ、あとはひたすら卵探しです。ただ、コクワガタに比べて遥かに卵が大きいのと、卵の周りは土のダンゴになっているので発見は簡単です。
この時取り出した卵は12個。うち2個は誤ってスプーンで割ってしまいました^^;
しかし、すごいのは孵化率です。10個のうち、8/10現在で9個が孵化しました。残り1個はカビが見えたりしたので駄目かもしれませんが、とにかくほとんどが無事に孵化します。
今度はカブトムシ幼虫の孵化したての写真。イモムシ注意です。
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ふ化間もないカブトムシの幼虫。お尻から体内の水分を出しています。体長はコクワガタの2倍位はありますね。 |
ふ化後数時間。すっかりカブトムシの幼虫らしい色になりました。 |
あと、カブトの場合かなり一斉に孵化するのも特徴でしょうか。一つが孵化すると次々と孵化し、しかも数匹はほぼ同時に数時間以内に孵化します。3時間の間に4匹孵化していたこともありました。
また、成長もかなり早いようです。コクワガタもカブトも孵化した幼虫はプラスチック製の紙コップ(?)にマットを詰めて(サランラップと輪ゴムでフタをして…)個別に入れてあるのですが、二日前に孵化した幼虫がカップの側面に見えた時には、体長が1.5倍位、太さも1.5倍くらいになっていました。最終的に丸まった直径が7cmとかになることを考えると、これ以上幼虫を増やさない方がいいかも^^;
と書いていたら、成虫のケースの地上に幼虫が出てきていました。これで1匹増加…。
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これはふ化後5日ほど。体長はふ化後2日のさらに1.5倍位に…。 |
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