またもや写真とは関係ない、クワガタ・カブトムシネタです^^;
前回の日記の後もちょこちょこと活動しておりました。
まず、6/25〜、またもや伊豆半島へ。一番の目当ては、前回(5月下旬)はまだ早過ぎて全然いなかったカブトムシ。
この時は凄かったですね。何が凄いかって、ノコギリクワガタの発生量が。灯火はノコギリだらけ、昼間に林に行けば、幹でコクワガタを見付けて採ろうとしていると頭上からノコギリクワガタが降ってきて頭に直撃する始末(笑)
これが滞在中に3回ほどありました。
ノコギリクワガタも採ろうと思っていたので最初はちゃんと捕まえていたのですが、あまりの多さに、3日目以降は無視することになりました…。
しかし、ノコギリだけではありませんでした。
夜、林に向かって歩いていると、白い壁の民家に巨大な黒い影。近付いてライトで照らしてみると…巨大なゴ○ブリ!インパクトだけで言えば8cm位あったような…。調べてみてもそんなに大きなゴキはいないようなのですが、一体何者だったのでしょう?
で、目を横にやると、またもや大きな黒い影。大きなヒラタクワガタでした!
ここでは、ヒラタクワガタはあまり採れません。かなり前に40mm程度のを2匹採ったことがありましたが、それ以来見ていませんでした。久し振りのヒラタは、計ってみると60mmの、東日本の天然モノとしては巨大と言えるサイズでした。もう、かなり興奮しましたよ。
その後、同じく灯火で、35mmのミニサイズ、越冬個体らしくオオアゴの先がまん丸のを捕まえました。ヒラタ2匹は予想外の収穫でしたが、今年は多いのか、いつもはもっと遅いシーズンにばかり探しているからなのかはわかりません。
あと、灯火採集もいつもより行動範囲を広げてみたところ、これも超久し振りのミヤマクワガタ♀を発見!ミヤマを見るのは小学生以来かもしれません。過去の日記でも書いていますが、ここではいつも「採った」という話は聞くのですが自分は縁が無かったのです。
結局、いるもの全部を採集したわけではありませんが、最後にカウントしたところ、コクワ13匹、スジクワ10匹、ノコギリ20匹、ヒラタ3匹、ミヤマ1匹、カブトムシ5匹でした。その中から、コクワ♀5、スジクワガタ♂3♀2、ヒラタ♂3(全部)、カブト♂1♀2だけ持ち帰り、あとは全部逃がしました。
本当はミヤマ♀は持って帰りたかったのですが、そもそも産卵させるのが大変な上に、幼虫の飼育にも温度管理が必要(クワガタ専用冷蔵ケースが必要!)ということで逃がしました。
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久し振りのヒラタは60mmのジャンボサイズ!
ちなみに、飼育中にちょっかいを出したら鋏まれて出血の大惨事(大げさ…)になりました。気を付けましょう…。 |
こちらも久々のミヤマクワガタ。堂々とした大きな♀です。 |
さて、その2週間ほど後、ここの山小屋の掃除を言い付けられました。ちょっと忙しかったのですが、年中自分だけ使っているので断るわけにも行かず…。実質24時間程度の滞在時間の中で2時間ほど自由時間を作り、採集に出掛けました。
前回がウソのように、まったくノコギリクワガタがいません。ノコギリは2度に分けて発生するという話も聞くので、そのせいでしょうか。そうなると残るはコクワばかりになり、もうコクワは十分な数を飼育しているので、我が家では♂ばかりのヒラタ♀を求めて、いつもと違った場所に行ってみました。聞くところでは、ヒラタは毎年発生する「ご神木」を見付けるのがいい、とのことなので、駄目元で「ご神木」を探してみようというわけです。いつもはラクをして林道の両側の木しか見ないのですが(そもそも去年までは採集する気は全然無かったので…)、林の中へ足を踏み入れました。
すると、奥まったひっそりとした場所に「妖しい雰囲気の木」を発見。近付いて樹皮の間などを見てみると…何やら黒い生き物が色々見えます。棒を突っ込んだり色々していると、いた!ヒラタ♂です。クワガタは自然だとオスがメスを囲い込んでいる(メイトガートといいます)ことが多いので♀への期待も高まりますが…いたのは、♂がもう一匹でした。
この回は、このヒラタ♂2匹だけを連れて帰りました。
ところで、この時の一両日、ナタで木を破壊した馬鹿がいました。前回の日記で写真を載せたクワガタ穴をほじくろうとしたようです。木とは言え、基本的には他人の所有物です。そして、大半のクヌギの木は、シイタケ栽培のための「資産」です。こういう人は、そういう認識が無いか、「木に傷が付いたって問題なかろう」と考えているのでしょう。ならば、この人が乗ってきた車にナタを振るって、「傷が付いたって車としては問題ないからいいだろう?」と言ってやりたいですね。
子供がナタを振り回すとも思えませんから、多分いい大人がやったことでしょう。写真でも同じですが、「自分の満足のためには常識的な限度が見えない」人がいるものです。子供ならば逆にあまり無茶苦茶はやらないし、子供だから仕方が無いとも言えますが、大人となると、人間として恥ずかしくないのでしょうか。
…と、後味の悪いことを書いてしまいました。
我が家では、5月末に採ってきたコクワが産卵し、孵化(ふ化)しました。幸いにも孵化直後を観察することができたのですが、まだ真っ白い小さな
小さな体を一生懸命動かして必死に潜って行こうとしている姿を見て、「生まれた瞬間から自分の力で生きていかなければならないんだなぁ…」と
自然の厳しさと神秘を感じるとともに、単なる丸いツブから一つの生命が生まれるのは感動的でもありました。 |