テレコン・エクステンダーの装着可否(2)

シグマEXテレコンバーターの詳細

このページはテレコン・エクステンダーの装着可否(1) の続きです

今回調査したテレコンバーター3種。 一番右は良く見るとレアな品だが1.5XテレプラスMC4の同等品。


シグマ APO TELE CONVERTER 1.4x

シグマのテレコンバーターには、 APOと名が付くようになったもの以降で下記のような種類がある。

  1. APO TELE CONVERTER

  2. APO TELE CONVERTER EX

  3. APO TELE CONVERTER EX DG

私が手に入れたのはAPO TELE CONVERTER 1.4x EX。 シグマのテレコンでは最も多くのレンズに使用できると考えられるからだ。
APO TELE CONVERTER 1.4x EXの突出部の直径は約26mm
初代EXTENDER EF1.4Xの前玉突出部の直径は
約34mm

このページではEXとEX DGの差異や、 APOテレコンバーター2倍についても書いている。

シグマ APO TELE CONVERTER 1.4X EX

純正エクステンダー1.4Xと比べると突出部は径・量ともかなり小さい

シグマAPO TELE CONVERTER 1.4x EX が装着できたレンズ

手元にある純正エクステンダーが装着不可なレンズで、 シグマAPOテレコンバーター 1.4x EX が装着可能か試してみた。 その結果、 下記のレンズは装着・撮影が可能だった。

  • タムロン SP AF 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (A005)
    マウント部の「穴」の径は入り口では34mm程度あるが 後玉直前は30mm程度なので、 純正エクステンダーは装着不可能だったが、 シグマのEXテレコンは装着できた。 後玉はマウント面よりは少し奥まっているので、 ワイド端で後玉が最も後退した状態でもテレコンと干渉する心配はなさそうだ。

  • EF100-300mm F5.6L
    太古のEFレンズで、 個人的には腐っても画質はLレンズだと思っているが、 これにもシグマのテレコンが装着できた。

  • EF70-210mm F4
    これも古いレンズ。 見奥までテレコンがはまるのだが微妙に浮いているのかギリギリ装着できない… と思ったのだが、 ギリギリ装着できないとは頑張れば装着できるということである(笑)
    何が干渉しているのかわからないが、 強めに押さえて回転させれば装着可能であった。 レンズ同士の位置はかなり余裕があるので、 強めに装着してもレンズにキズが付いたりすることはないはずだ。
    1.4倍テレコンを装着してもF5.6で一般的なEOSでもAFが可能なので、 この組み合わせはお勧め。 後日レポートしたいが、 テレコンを装着してもシグマ70-300mm F4-5.6 DG単体のテレ端と同等程度の画質を確保できるようだ。

  • シグマ 70-300mm F4-5.6 DG
    ワイド端ではレンズ後玉とテレコン前玉が干渉するが、 少し望遠側にズームすれば装着可能。
    ただし画質にも余裕がないので、 何mm以下で干渉するか気にしながら使うよりはテレ端専用と割り切るべきかもしれない。

なおネタとして、 やる人はいないだろうがタムロン17-35mm F2.8-4 Di、 タムロン20-40mm F2.7-3.5の両広角ズーム、 シグマ24-70mm F3.5-5.6HFはテレ側にズームすれば装着可能だった。 さらにゲテモノ的なネタ(笑)としては、 単焦点のEF50mm F1.4 USM、 シグマ24mm F2.8では最短撮影距離時には装着可能であった。

シグマテレコンのモデルチェンジによる注意点

上記の通りシグマの APO TELE CONVERTER 1.4x EXまでは純正エクステンダーより前玉突出部の径が細いのだが、 EX DGでは突出部の太さが太くなっているようだ。 つまり使用できるレンズが減っている。 もちろんシグマのテレコンバーター正式対応レンズであれば問題ない範囲内での変更なのだろう けれど。

EX DGであれば製品に誇らしくDGの文字が入っているのでEXとEX DGの見分けは簡単だ。 なので、 それだけなら問題ないのだが…

問題は、

  • 見た目はEXなのに、 突出部の構造はEX DGと同じく太くなっているものが存在すること

である。

シグマは型番変更も告知もなく製品仕様を変えることが多々あるので、 そのような方法での「EX」の仕様変更品である可能性がある。 中古店では「APO TELE CONVERTER EX New」 と表示されていることがあり、 これがこのようなEXの仕様変更品を意味しているのかもしれない。 よって、 EXならギリギリ使えそうというレンズで使いたい場合でも、 それが突出部の径が細い従来タイプであることを確認する必要がありそうだ。

2011/5/11追記

当初 「2X EXでは、 EX DGに限らずそれ以前のモデルから突出部の直径が1.4Xより太く 、 31mm程度」 と書いたが、 その後、 APO TELE CONVERTER 2x EXでも突出部の径が細いものがあることがわかった。 というか、 以前両方持っていたことがあるのだが、 その際に撮った1.4xと2xの写真を見比べて気付いた。

右の写真で、 上が1.4x、 下が2xのどちらもEXモデルで、 同じ倍率になるようにサイズを調整し てある。

厳密にはわからないが、 突出部の太さは、 2倍のものも1.4xと同じかむしろ細いことがわかる。 2xの場合もEXのマイナーチェンジ版 (通称「New」?) になった時点で変化したものなのかどうかは今のところはっきりしない。

シグマAPOテレコンEXの見分け方

左の写真はAPOテレコン1.4x EXで、 緑色に着色した部分に対して、 赤色に着色した部分はマウント底部からほとんど出っ張っていない。 このため突出部の直径は約26mmと細く、 シグマAPOテレコンの中では最も使用できるレンズが多いはずなのだ。

マイナーチェンジ後のものは、 赤色に着色した部分が緑色に着色した部分より上まで飛び出しており、 一目で見分けが付く。 結果として突出部全体が31mm程度まで太くなり、 突出量もわずかに増えているようだ。


物理的に装着可能かどうかの判断に関する情報は以上である。

言うまでもなく、 純正のエクステンダー正式対応レンズしか使う気がない人は純正エクステンダーを購入すればいい。 画質に関しても最良である可能性が高い。

が、 このサイトは、 そういう素直でない人が素直でない人のために記事を書いている側面がある^^;

テレコンの前玉を突出させるほど、 マスターレンズの設計に制約が加わることは間違いないが、 それでもキヤノンやシグマはテレコン前玉を突出させているのは、 その方が性能的に有利だからと考えるのが自然だろう。

このページはテレコン・エクステンダーの装着可否(1) の続きです

おわりに

今回は装着の可否について書いた。
テレコン・エクステンダーの画質比較で は各テレコンの画質比較を行っている。


ご感想、アドバイス等、お気軽にどうぞ。

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